首里城・守礼門からスタート。
”冬は暖かい沖縄でロケ”のはずだったのに、観測史上初の雪。

shuri1

タモテバコ手渡しバージョン。

shuri2

本日のテーマ:王都・首里はサンゴでできている?

shuri3
 
案内役を務めるのは沖縄国際大学の田名真之先生(歴史学)と琉球大学の緒方隆幸先生(地球科学)。 

shuri23

沖縄はかつて琉球という国(琉球王国 1429~1879)でした。
首里城は琉球王国の王様の居城。
首里城は世界遺産ですが、現在の首里城が世界遺産なのではなく、地下に眠る首里城の遺構が世界遺産として認められているのだそうです。

太平洋戦争で首里城は跡形もなく破壊されてしまいました。
現在の石垣や建物は資料を基に精密に復元されたものです。

本土にはない曲線を描く石垣。

shuri7

中国と日本の建築様式と沖縄的な工夫で造られた正殿。

shuri8
 
首里城の復元工事現場で琉球石灰岩を見る。
この石灰岩は十万~数十万年前のサンゴ礁が石となったもの。
隙間が多く水を通しやすいのが特徴。
首里城の城壁が曲線なのは琉球石灰岩が細工しやすいという性質があったということも理由の一つのようです。

shuri9

発掘された「御嶽(うたき)」。
「御嶽」とは神様が降りてくると考えられた聖なる場所。
琉球石灰岩でできていることがわかります。

 shuri4

首里城は那覇市街から100m以上高い場所にあります。

shuri11

この高低差も琉球石灰岩によるもの。
周囲の土地は浸食によって削られていきましたが、石灰岩のあるこの首里だけは浸食を免れて高台になったのだそうです。

shuri12

高台にあるこの場所で、水はどうしていたのでしょうか?

なんと城内には湧き水(龍樋)がありました。
 
shuri13

このあたりの地層は水を通しやすい石灰岩と水を通しにくい泥岩でできています。
雨水が石灰岩と泥岩の間に溜まり、それが湧き水となっているようです。

shuri14

タモリさんたちも高台に湧き水がある理由を納得w

shuri15

続いて一行は首里の城下町に移動。
ここでサンゴと城下町の関係を探ります。

shuri10

琉球王国時代から170年続く琉球王朝御用達のお味噌屋さん。
味噌作りに使う井戸の水は、やはり泥岩と琉球石灰岩の間にある水脈でした。

shuri16

これがこちらのお味噌屋さんで作っているお味噌。



続いて、武家屋敷と農家が混在していた城下町に移動。

shuri18

続きを読む