続いて一行は奉行所があった場所にやってきました。
町で製錬された金はここに集まります。



 金の生産過程が詳しく描かれた「佐渡金銀山絵巻」。
 


最終工程は奉行所の中での小判鋳造。



江戸初期の金の半分ぐらいは佐渡で生産されていたそうです。



奉行所の立地は海岸段丘のヘリ、左右を川に挟まれた防御には理想的な地形です。

 

当時の様子を再現したイラスト。
左端は草なぎくんだそう。



佐渡の金の産出量が一番多かったのは、実は昭和15年（1940年）ごろ。



金の産出量激増のヒミツを探りに、一行は海岸にやってきました。



実はこの海岸には江戸時代質が悪くて捨てられた金鉱石が大量にありました。
（昭和15年当時の）最先端の精錬技術によって、この質の悪い金鉱石から金を取り出すことが可能になったのです。



キセキの浜から採取された金鉱石は、トロッコで金の加工場まで運ばれました。



これが当時走っていたトロッコ。



地元の人の話によれば、当時浜に住んでいた人たちは金鉱石の採取のために家を移転させられたそうです。



トロッコの終着点、北沢浮遊選鉱場。
東洋一と言われた金の加工場。



北沢浮遊選鉱場：1940年に完成。化学薬品を使い月５万tの金鉱石から金を分離した。



土地の高低差を利用して、鉱石を下に降ろしながら小さくしていったそうです。



加工場に適していた段丘があったこともキセキ。



最後にタモリさん一行は、すべての景色が一望できる岬に行きました。
3キロ圏内に今日回った場所が収まっていました。



黄金の島佐渡が、数々のキセキによって成り立っていたことがわかりました。




宗太夫抗。



おまけ
佐渡金山資料館。

6000万円の金塊！



力があれば穴から金塊を取り出すことができる。
＊取り出しても金塊はもらえません




　

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