入江のたらい船からスタート。
小回りや安定性に優れた”たらい船”は、浅く岩が多い入り江での漁に適しています。

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タモリさん魯漕ぎに挑戦。

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佐渡なのでタモテバコも黄金色。
本日のお題は、「”黄金の島”佐渡は”キセキの島”!?」。

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佐渡のキセキを解き明かしてくれるのは、地元のガイドの石川さんです。

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タモリさん一行は、相川地区に移動します。

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”道遊の割戸”
1601年から始まった金の採掘で、山がパックリと二つに割れました。

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タモリさん一行は道遊の割戸のふもとに来ました。
 
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赤線で囲った白っぽい部分が金鉱脈。

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足元に白い石英を発見。

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石川さんが持参した金鉱脈のサンプル。
白い部分が石英、黒い部分に金が含まれています。

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よく見ると黒い部分に金の粒が混じっています。

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石英は地中にたくさん含まれる二酸化ケイ素の結晶。

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火山活動によって温められると二酸化ケイ素が地下水に溶け出し、地面の割れ目に沿って上昇、冷えて固まると石英になります。
二酸化ケイ素が地下水に溶け出すとき、周りに金属(金、銀など)があると一緒に溶け出します。

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普通1tの石を掘って2~3g金が取れれば採算が合う。
佐渡金山では1tで取れる金は平均で約5g。

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割戸周辺の地形図。
割戸が深い谷(川)にあることがわかります。

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噴火で土砂が川から海へ流れたが、重い金は留まった。

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タモリさんは老人が金を発見したと言っていましたが、史実では山師3人が見つけたようです。
この谷は、金鉱脈を見つけ出せるキセキの地形だったということになります。

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続いて一行は、道遊の割戸の西側、江戸時代に金採掘の中心となった場所に移動。
 
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宗太夫抗:江戸時代に掘られた金山の坑道。現在は観光コースとして公開。

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佐渡の地下坑道ではたがね(先のとがった鉄の棒)を上田ばし(ペンチのようなもの)を挟んで鉱石を掘っていました。
佐渡の岩盤は非常に硬いので、たがねは2日で1本消費したそうです。

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実はその岩盤の硬さがもう一つのキセキ。
硬くて崩れにくい岩盤のおかげで、坑道を地下650mまで掘り進めることができました。

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アリの巣のように掘リ広げられた坑道は、すべてつなげると約400㎞(佐渡―東京間)にもなるそうです。

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