女優の橋本マナミさんの体のデータをMRIでとる。

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橋本マナミさんの筋肉と脂肪。

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橋本マナミさんの脂肪をしげしげと見る松岡茉優さんw

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橋本マナミさんの体重56kg
筋肉21kg、脂肪18kg

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脂肪と筋肉を合わせると体の約70%を占める。
人体最大の臓器。

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脂肪が脳に指令を出している?

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アメリカ・コネチカット州に住むジュリアン・フェルトン君。
1歳半の男の子。

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ジュリアン君は生まれつき脂肪がまったくありません。
脂肪萎縮症という難病です。

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食事になるとその症状が現れます。

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お母さんの分まで欲しがる異常な食欲。

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この異常な食欲は、体に脂肪がないことに原因があります。

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脂肪は単なる体にこびりついた脂ではありません。

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脂肪細胞という細胞なのです。

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細胞には核(赤い部分)があり、油滴(アブラをためる袋)には食事でとった糖分や脂がエネルギー源として蓄えられています。

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3D電子顕微鏡で見た脂肪。
脂肪は無数の脂肪細胞の塊。

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ジュリアン君には脂肪がないため、食事でとった糖や脂は蓄えられることなく常に血液中を漂っています。

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欲しがるままに食べると、血糖値は基準値の約1.5倍、中性脂肪は20倍以上にもなります。

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これまで脂肪萎縮症の人は食欲を抑える手立てがなく、重い糖尿病や心臓病にかかり30年ほどの命と言われていました。

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脂肪がないとなぜとどめない食欲になるのか?
その原因を突き止めたのが、ジェフリー・フリードマン博士。

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博士は脂肪細胞が食欲を抑える物質を出していることをつきとめました。

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その物質の名はレプチン。
100万分の1㎜の小さな物質です。

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食べ物の写真を見ると、食欲をつかさどる脳の部位が活発になります。

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正常な人では食事をするとその活動が収まりますが、脂肪萎縮症の人は食後も食欲の中枢の活動が収まりません。

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ところが、レプチンを投与すると活動が静まりました。

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脂肪が出す物質は食欲のコントロールを担うとても重要なもの。

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