Halohalo online

ブログ再開しました。 以前ほど頻繁に更新できないかもしれませんが、ぼちぼちやっていきます。

タグ:奄美




奄美大島の南側、標高400メートルの山の中にやって来ました。
前回も登場した服部先生も同行します。
海の楽園ができた理由は、奄美の地形に関係があるのだそうです。

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展望台からの絶景。

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リアス式海岸:川が削ってできた谷が海に沈み、ギザギザな形になった海岸。

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大島海峡はリアス式海岸。
 
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この地形のおかげで、波や風の影響を受けにくい穏やかな海になった。

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奄美大島のリアス式海岸は潮(黒潮)が通り抜けやすい珍しい地形。 
黒潮は水温が高く、栄養が豊富。
だから生き物も豊富。

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海の楽園の一例。
2012年に発見されたアマミホシゾラフグ。
アマミホシゾラフグ:全長12cm シッポウフグ属の新種
オスが一週間かけてサークルを作る

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アマミホシゾラフグが作るミステリーサークル。

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 産卵のために作ると言われているが、まだ詳しいことはわかっていない。

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服部先生は山専門で研究している。

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この海はある魚にとっても楽園になっている。
近江「食べますか?」
まず食べられるかどうかが重要w
 
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眼下に生け簀のようなものが見える。
何か養殖している?

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タモリさんたちは養殖場にやって来ました。

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養殖場の所長、古橋洋さんの案内で船で生け簀に行きます。

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”潮通しが良い”の意味がよくわからない近江ちゃん。

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古橋所長の説明で納得。

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生け簀を覗くと…

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マグロが泳いでいました。

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部分なら日本人はほぼ全員見たことあるw
 
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クロマグロ:温帯の海域に広く分布
体長2~3mほどの大型魚

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先週の続き。
奄美大島中部の河口をカヌーで探検中。

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マングローブの森が広がります。
先週勉強したようにマングローブは植物の名前ではなく、熱帯・亜熱帯の河口などで潮の満ち引きの影響を受ける植物の総称です。

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案内人はエコツアーガイドの中岡省吾さんです。

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爽やか近江ちゃん。

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干潟に上陸。

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ここでマングローブの生き物たちを観察します。
 
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シオマネキが出てくるのを待ったが、警戒されて出てこなかった。

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オキナワハクセンシオマネキ:甲羅の幅は2cmほど
南西諸島に生息

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オスたちが大きなハサミでメスを手招きする。

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近江アナ、カニ発見。

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コメツキガニ:甲羅の幅は1cm未満
全国の干潟や砂浜に生息

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この青いカニは縦に歩ける。

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ミナミコメツキガニ:甲羅の幅は1cmほど
南西諸島に生息

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大きなシジミ。

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泥臭くておいしくはない。

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マングローブの代表的な植物、メヒルギとオヒルギ。
葉の形が違う。

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メヒルギの根は、板状(板根)。

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オヒルギの根はドレッドヘアw

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オヒルギは膝を曲げたような根を伸ばしている(膝根)。

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潮の干満の差が激しいので、少しでも長く呼吸をするためにこのような複雑な形の根になっている。

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もう一つの理由は、軟弱な地盤の上で育つことができるよう根が複雑な形になっている。

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メヒルギの散布体。
*散布体:枝についたまま種子が発芽したもの

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オヒルギの散布体。

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散布体は大きくなると落下し、泥に突き刺さる。

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大きい木になるまで100年ぐらいかかる。

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タモリさんたちは展望台にやって来ました。
沖縄・首里の回でもお世話になった琉球大学の尾方隆幸先生が待っていました。

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山が多い奄美大島に対して、遠くに低く見える喜界島は平らな島。

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喜界島はサンゴ礁が隆起してできた「隆起サンゴ礁段丘」。

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一方、奄美大島は大陸の一部だった!?

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約1000万年前、琉球列島は大陸のヘリだった。

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 その後プレートの力で大陸が引き裂かれる。

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地続きなので台湾まで鉄道がひけたw

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 その後、大きな断層の活動などで完全に大陸から切り離される。

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やがて、サンゴ礁の隆起した平らな島もでき、海水面も変化して、現在のような琉球列島の形が出来上がりました。

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奄美にいる固有種は、もともと大陸にもいたはず?
 
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氷河期や新しい肉食獣の出現によって、大陸の方の種は全滅してしまった。 

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アマミノクロウサギ(固有種):1921年(大正10年)、動物として初めて国の天然記念物に指定された。 

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耳が短いのはウサギが進化して耳が長くなる前の太古のウサギの姿をとどめているから。

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古い島には、ヤンバルクイナやイリオモテヤマネコなど太古の時代の姿を残す生き物がいる。

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奄美大島に特に固有種が多いのは、面積が大きく大規模な開発が進まなかったから。
 
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陸と海のキワの生物を観察するため、タモリさんたちは奄美大島の中部にやって来ました。
案内をするのはエコツアーガイドの中岡省吾さん。
 
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ミッツ・マングローブ、思わぬ出演w

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ここからカヌーで川下りをしてマングローブの森を観察します。

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漕ぎ方のレクチャーを受ける近江アナ。

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海近くの路地からスタート。

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砂浜に来ました。

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旅のお題は「なぜ奄美は生き物の楽園!?」

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最初の案内人は奄美で動物の研究をしている東京大学特任研究員の服部正策先生。

奄美大島は固有種が多いのが特徴なのだそうです。
固有種:ある地域のみ生息・生育する動植物の種

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表にすると固有種が多いことが一目瞭然。

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奄美大島の固有種の動植物。

アマミノクロウサギ

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アマミイシカワガエル

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アマミヤマギシ

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アマミエビネ

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奄美大島はハブの生息地でも有名。

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大きなものは2mになる毒蛇。
噛まれれば最悪死に至る。

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奄美の自然の秘密を地形から解き明かす前に、ハブを防ぐ方法を教わります。

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やって来たのは町のホームセンター

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店員さんが案内したのは、ハブ捕り棒のコーナー。
攻撃は最大の防御w

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地元の大工さんの手作り。
月に2本ほど売れるそうです。

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ハブを捕まえて市役所に持っていくと、1匹3,000円で引き取ってくれるそうです。

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おもちゃのハブを使ってハブ捕りの練習。

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ピコタモリw

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近江アナ、ハブを捕獲箱に入れて、ふたを手で閉める。

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 育ちの良さが出てしまいましたw

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人がハブを恐れたことが、奄美を自然の楽園にした理由の一つ。
ハブを恐れて、人はむやみに自然を荒らさなかった。

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奄美の自然を観察するため、タモリさんたちは奄美大島北部に広がる森にやって来ました。 

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続いて向かったのは、北におよそ5㎞の入り江。
奄美の人が米作りのためにした工夫をここで見ます。

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案内をするのはこのあたりの歴史に詳しい学芸員の川元美咲さん。

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米作りをする上での問題点。
それは奄美の地形は山が多く、平地がほとんどないこと。

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そこで奄美の人たちは自然を生かした新田開発をしました。

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ハブが心配なタモリさん。
ヒャンという小さいかわいい蛇もいるらしい。
ただしコブラ科でハブより猛毒w

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浦の橋立
ここが工夫の痕跡です。

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浦の橋立のあるのがここ。

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かつてここには川が運ぶ土砂によってできた広い浅瀬がありました。

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そこに堤防を作り、海水をせき止めて干拓したのです。

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だが、大きな問題がありました。

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それは土でできた堤防の強度。
潮が満ちてくると水圧で堤防が壊れてしまう恐れがありました。
 
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そこで、自然を生かした工夫がなされました。
その痕跡は、この岩山にあります。

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が空いてる。

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岩山に通されたこの穴の役割とは?

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この通し穴は堤防に押し寄せる潮の逃げ道。

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岩山の穴に海水を流し込むことで堤防にかかる水圧を減らしていました。
さらに堤防と水田の間に広い空間を作り、海水が水田に入らないようにしていたのです。

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これだけ工夫したのは生活のためだけではありませんでした。
薩摩藩の支配下の奄美は、年貢として米を取り立てられていたのです。

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しかし、奄美の土は栄養が少なく米の質が悪かった。

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江戸時代の中頃になると、薩摩藩は別の作物を作るよう
要求します。
それが奄美の第二の宝になったのです。

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その作物とは、サトウキビ。
タモリさんたちは製糖工場にやってきました。

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サトウキビを齧るタモリさんと近江アナ。
とても甘いそうです。

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サトウキビは温暖であれば栄養の少ない土でもよく育つ作物。
薩摩藩は米の代わりに奄美にサトウキビを作らせました。

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サトウキビからできる奄美の二つ目の宝は、「黒糖」。

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黒糖の製造現場。
サトウキビを絞った汁を煮詰める。

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固めるために食用石灰を入れます。
昔はサンゴを焼いて砕いたものを使っていたそうです。

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黒糖作りを体験するタモリさんと近江アナ。

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 煮詰まって粘り気が出てきた黒糖。

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特別に黒糖の水あめを食べさせてもらう。

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パクッ。

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