今回の新3大は、ほんとうに出てきた金銀財宝です。

埋蔵金といえば、TBSの「徳川埋蔵金シリーズ(1990年~)」。
工事以外であんなデカい穴は見たことがない。

実は世の中には埋蔵金の発見例はいくつもあります。
たとえば、
昭和30年代に江東区の埋め立て地から小判が発見される。
昭和46年に山梨県勝沼町のぶどう畑から甲州金が発見される。

戦後の発見例は50件以上にもなる。

今回は日本トレジャーハンティング・クラブ代表の八重野充弘さん(69)が、本当に見つかった埋蔵金3つを選定しました。

① 山形県・白鷹町の小判
八重野さんによれば、埋蔵金マニアの間では有名な発見例。

山形県南部の白鷹町。

日本3大急流の一つ、最上川。
この川でお宝発見?

昭和36年7月31日、箱眼鏡を使って魚獲りをしていた少年が一枚の小判を発見。

その噂を聞いた人々が、我も我も川に押し寄せた。

川で宝探しをする人たちによって、小判は次々と発見される。

その小判は、現在白鷹町によって管理されています。

雑w

最上川から見つかった小判23枚。

小判のほかにも二分金(2枚で小判1枚の価値)9枚。

二朱銀(8枚で小判1枚の価値)358枚。
全部で約72両。
現在の価値は約1900万円。

持ち主不明のため国土交通省と拾得者で折半。
白鷹町は埋蔵文化財として、小判1枚3200円で買い取る。

この小判騒動から10年後、古文書からある説が浮上。

白鷹町の商店が特産品を米沢の商店に売り、その代金を受け取った飛脚が帰途最上川で転覆事故に遭い死亡。
川底に沈んだ代金は80両。
見つかったのは72両なので、残りがまだ川底に眠っているかもしれません。

埋蔵金は発掘者による発見はない。
すべての発見は、偶然によるもの。

② 熊本県合志市の古銭
この埋蔵金は個人宅から見つけられたもの。
古銭とはいえ、九州最大の埋蔵金。

熊本県北部の合志市。

農家のご主人、原田彰さん(77)。

発見現場。

以前は古い蔵があり、その蔵を取り壊すときに古銭が発見される。

原田さんの息子が蔵の棚の板を外すと古銭があった。

町の資料館に展示されている見つかった古銭。
約3万枚あります。

寛永通宝:1626年から幕末ごろまで流通した銭貨。
骨董価値は1枚6~700円。
3万枚で、時価は約2000万円。

1987年夏、原田さんの畑で巨大スイカが採れる。

役場の会報に載せてもらおうと、スイカの写真を撮りに来てもらった。

ところが、取材側は縁側に何気なく置いておいた古銭の方に食いつく。
地方紙に記事が掲載される。

その後、原田さんは古銭を町に無償で寄贈。

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