ケーブルカー清滝駅の近くからスタート。
近江アナは2、3度、タモリさんも友達の付き合いで一度高尾山に登ったことがあるそうです。
交通の便が良いので、都民は1度ぐらいは登っている山。

今回のお題は「高尾山はナンバーワンの山!?」。
何のナンバーワン?
高さは599メートルで、スカイツリー(634m)よりも低い。

高尾山のナンバーワン① 日本一登山者数が多い山(年間300万人)。
でも、ナンバーワンはそれだけではないそうです。
高尾山のナンバーワンを探るため、一行はまずケーブルカーに乗ります。

高尾山のナンバーワン② ケーブルカーの傾斜としては日本一の急勾配。

高所恐怖症なので、早く降りたいw

ケーブルカーを降りて絶景ポイントに行きましたが、あいにくのお天気。

晴れていれば、ここから都庁やスカイツリーも見えるそうです。

山道を歩くタモリさん一行。

高尾山は南斜面と北斜面で生えている木の種類が異なります。
南斜面は暖かい気候を好み冬に落葉しない常緑広葉樹(カシ、ヒイラギなど)。
北斜面は冷たい気候を好む落葉広葉樹(ブナなど)。
常緑広葉樹と落葉広葉樹の分布は年平均気温13℃が境になるのですが、高尾山はちょうどその境界付近に位置しているそうです。

高尾山の植物は1598種。
植物分布の境界にあるので種類がとても豊富なのが特徴です。

面積が高尾山の9300倍のイギリスの植物の種類は1859種。
いかに高尾山にたくさんの種類の植物が生息しているかがわかります。
高尾山のナンバーワン③ 植物の種類が豊富

タモリ「これはやっぱりEU離脱しますよ」w

高尾山の植物の種類が豊富なのは、地質も関係があります。
高尾山を形成している地層:小仏層群
約1億年前、海底に堆積した砂と泥の地層で、砂岩と泥岩が交互に重なった互層が特徴です。

砂岩と泥岩でできた小仏層群はもともとは固い岩石なので植物の生息には不向きですが、地層がプレートに押されて縦になったため無数の隙間ができ、水がたまりやすく植物が育ちやすい環境になりました。

しかも、高尾山は自然林ですが、その周りはほぼ人工林。
自然林が残されたので高尾山の植物は種類が豊富だとも言えます。
しかし、なぜ高尾山だけに自然林が残されたのでしょう。
この謎を解くため、一行は高尾山薬王院に。
薬王院に伝わる古文書を見せてもらいます。
北条氏政の弟、北条氏照の「北条氏照寄進状」。
高尾山一帯を薬王院に寄進するという内容です。
高尾山は(北条氏の)国境にある軍事上重要な拠点だったので、薬王院との関係を良くしようとしたと考えられます。

さらに「北条氏照制札」には様々な禁止事項が書かれてあります。

高尾山での草木の伐採を禁じています。
こうして、江戸、明治になっても高尾山は聖域として保護されてきました。

高尾山に多くの人が登るようになったのは、富士山のかわりだったから。
高尾山にも富士山と同じ浅間神社が祀られています。
富士山は女人禁制だったので、多くの女性が代わりに高尾山に登るようになったそうです。

高尾山山頂。
天気が良ければ写真のように富士山が見える。

さらに明治以降になっても登山者数は増えました。
その理由を探りに一行は麓に移動します。
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近江アナは2、3度、タモリさんも友達の付き合いで一度高尾山に登ったことがあるそうです。
交通の便が良いので、都民は1度ぐらいは登っている山。

今回のお題は「高尾山はナンバーワンの山!?」。
何のナンバーワン?
高さは599メートルで、スカイツリー(634m)よりも低い。

高尾山のナンバーワン① 日本一登山者数が多い山(年間300万人)。
でも、ナンバーワンはそれだけではないそうです。
高尾山のナンバーワンを探るため、一行はまずケーブルカーに乗ります。

高尾山のナンバーワン② ケーブルカーの傾斜としては日本一の急勾配。

高所恐怖症なので、早く降りたいw

ケーブルカーを降りて絶景ポイントに行きましたが、あいにくのお天気。

晴れていれば、ここから都庁やスカイツリーも見えるそうです。

山道を歩くタモリさん一行。

高尾山は南斜面と北斜面で生えている木の種類が異なります。
南斜面は暖かい気候を好み冬に落葉しない常緑広葉樹(カシ、ヒイラギなど)。
北斜面は冷たい気候を好む落葉広葉樹(ブナなど)。
常緑広葉樹と落葉広葉樹の分布は年平均気温13℃が境になるのですが、高尾山はちょうどその境界付近に位置しているそうです。

高尾山の植物は1598種。
植物分布の境界にあるので種類がとても豊富なのが特徴です。

面積が高尾山の9300倍のイギリスの植物の種類は1859種。
いかに高尾山にたくさんの種類の植物が生息しているかがわかります。
高尾山のナンバーワン③ 植物の種類が豊富

タモリ「これはやっぱりEU離脱しますよ」w

高尾山の植物の種類が豊富なのは、地質も関係があります。
高尾山を形成している地層:小仏層群
約1億年前、海底に堆積した砂と泥の地層で、砂岩と泥岩が交互に重なった互層が特徴です。

砂岩と泥岩でできた小仏層群はもともとは固い岩石なので植物の生息には不向きですが、地層がプレートに押されて縦になったため無数の隙間ができ、水がたまりやすく植物が育ちやすい環境になりました。

しかも、高尾山は自然林ですが、その周りはほぼ人工林。
自然林が残されたので高尾山の植物は種類が豊富だとも言えます。
しかし、なぜ高尾山だけに自然林が残されたのでしょう。
この謎を解くため、一行は高尾山薬王院に。
薬王院に伝わる古文書を見せてもらいます。
北条氏政の弟、北条氏照の「北条氏照寄進状」。
高尾山一帯を薬王院に寄進するという内容です。
高尾山は(北条氏の)国境にある軍事上重要な拠点だったので、薬王院との関係を良くしようとしたと考えられます。

さらに「北条氏照制札」には様々な禁止事項が書かれてあります。

高尾山での草木の伐採を禁じています。
こうして、江戸、明治になっても高尾山は聖域として保護されてきました。

高尾山に多くの人が登るようになったのは、富士山のかわりだったから。
高尾山にも富士山と同じ浅間神社が祀られています。
富士山は女人禁制だったので、多くの女性が代わりに高尾山に登るようになったそうです。

高尾山山頂。
天気が良ければ写真のように富士山が見える。

さらに明治以降になっても登山者数は増えました。
その理由を探りに一行は麓に移動します。
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