今回のゲストはマツコ・デラックスさん。
新年最初の放送という事でしょうか、ママの宮沢りえさんもマツコさんも着物姿で登場です。

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レギュラーの能町さんもマツコさんと同じ組合の人ですが、この日二人は初対面のようでした。
マツコ「いつも(テレビで)見てて、勇気づけられてるの。近いものを感じるの」 
能町「え、そうなんですか」
マツコ「なんか、自ら幸せを拒否しているというか…」
ひとしきり能町さんをいじったところで、乾杯。
マツコさんはグラスのビールを一気に飲み干します。

マツコ「私(りえさんの)お母さんに似ているって言われるの」
りえ「ああ…(似ているとは思っていない模様)でも、私、ブッタ顔好きですよ」
マツコ「ブッタ顔!?…ブッダね」
りえ「ブタじゃないよ、ブッダ、幸せを呼ぶ顔」 
りえさんは仏陀のことを言っていたようです。

そんな話をしているところに吉村さん(タモリ)が店に入ってくる。
吉村さんが岩手から来ているという話から、マツコさんが知っている岩手出身のラグビー選手の話になります。
「ラグビーをやっていた北見出身の男!!」とマツコさんが叫んだ直後、ピー音が入りました。
どうやらマツコさんはものすごく大きなゲップをしたようですw
さっき一息で飲んだビールがきいたようです。
マツコさんの強い要求で、ゲップにピー音がかぶせられたようです。

マツコさんと宮沢りえさんは一つ違いだそうで、話は宮沢りえさんの「サンタフェ」になりました。
「サンタフェ」は40代以上なら皆知っている宮沢りえさんのヌード写真集です。
人気絶頂期での宮沢りえ(17)のフルヌードは当時センセーショナルな話題を呼びました。
今でいえばAKBの神7がフルヌードになるようなものです。

Santa Fe 宮沢りえ
篠山 紀信
朝日出版社
1991-11


話は二転三転して、マツコさんは仕事ができないテレビ局のスタッフを嘆き、「タモリさん、いいスタッフ紹介してよ」と頼むのですが、岩手の吉村さんの設定になっているタモリさんは言下に「私、タモリじゃないから」と否定します。
マツコ「難しい、これ。こっちは宮沢りえで、こっちはタモリじゃないって」
この問題については番組開始当初から、タモリの設定は不要ではないかと批判されてきましたが、最初に誰かになりすます設定にしてしまったから、もう今さらやめられないのでしょうね。

話は鮭の産卵の話からだんだんシモになっていきそうな気配になったので、りえママは強引に話題を変えました。
あからさまに話を逸らしたのですが、振った話題が「東京の地理」、マツコもタモリも大好物のテーマです。
その上、能町みね子女史も地理が好きで、大学(東大らしい)では地理の勉強をしていたそうです。
 
昔(江戸期あたりまで)、江戸川区、墨田区あたりは湿地帯で、人はほとんど住んでいなかった。
 亀有はもともとは亀無・亀梨だった。
東京東部にハードゲイ専門の店があり、ドレスコードが「ふんどし」だったり「サランラップ」だったりする。 
西新宿あたりは淀橋区だった。
四谷区、牛込区、淀橋区が合併して新宿区になった(昭和22年)、これにより淀橋は消滅した。
新宿はもともとは内藤新宿だった。
特に港区の地名変更はひどい→ この件について興味がある方はこちら

等々、地理好きの3人によって地理トリビアが展開しました。
皆さん町名変更については憤っていましたが、これは私も同感です。
私の卒業した小・中学校も名称を変えているのですが、何とも無味乾燥な名前になってしまいました。

さらにマツコさんは渋谷の再開発について語ります。
これからの渋谷はエライことになるのだそうです。
例えば、ビルを建てるために、地下に埋設されている渋谷川の流れを変えているのだそうです。

私が子供の頃、渋谷駅前では手足を失った傷痍軍人さんたちがアコーディオンを弾いていました。
美竹町(この町名も消滅しました)のお祖母ちゃんの家に行く坂の途中、蛇屋さんがあった事もよく覚えています。

109ができて渋谷が若者の街と呼ばれるようになったあたりから、渋谷はよそよそしい知らない土地になりましたが、これからさらに大きな変貌を遂げようとしています。
それに比べると、西新宿は別ですが新宿の東側はあまり変わっていないような気がします。

yusimaclinic

途中で、上のようなパロディ風CMが流れましたが、包茎手術専門のクリニックのようですww


東京の地理がわかる事典―読む・知る・愉しむ
鈴木 理生
日本実業出版社
1999-10