確か美容家電のCМだったと思いますが、「きれいなオネエサンは好きですか?」というキャッチコピーが流行った時期がありましたね。
そりゃあ、美しい女優さんが出てきて、「きれいなオネエサンは好きですか?」と聞かれれば、答えは「はい」でしょう、普通。
男ならそう思います。
あのCМが巧妙なのは、男性目線の作りなのに決して女性の反感は買われないようになっているところです。
なぜなら女性があのCМを見た場合、きれいなオネエサンは松嶋奈々子ではなく自分だからです。
もうオバサンと言った方がまったく適切な女性でも、きれいなオネエサンは自分のことになっているのです。
女性とはそういう生き物です。
まあ、それはさておき、最近オジサンのエステ通いがちょっと流行っているのだそうです。
エステでお肌の手入れやムダ毛の処理をしてもらって、つるんとしたきれいなオジサンが仕上がるというわけです。
「きれいなオジサンは好きですか?」
こっちは即答できるが…。
同じオジサンとして思うのですが、キレイなオジサンは決して悪いことではないと思います。
鼻毛も耳毛も生え放題、加齢臭プンプン。
ハゲ散らかしているし、腹も出ているし…。
平成の御代になってからはさすがに少なくなってはきましたが、混んだ電車などに乗るとそんなオジサンの原石みたいな人にたまに出くわすことがあります。
オジサンのクセに見た目を気にするのするのはいかがなものかという意見もあるかもしれませんが、エチケットとして身ぎれいにすることはアリだと私は思います。
もし何らかの理由で、世の中の女性が一斉に化粧をやめてスッピンで出歩くようになったら、男子はそりゃあもう厳しい現実を直視しなければなりません。
希望を失なった男子は働く気も失せ、日本国はついに崩壊の危機を迎えます。
女性がきれいであろうと努力をしてくれているから、世の中は秩序が保たれているのです。
だから、オジサンも少しでも見苦しくないようにするのは人としてのつとめである様な気がするのです。
別にわざわざエステに行かなくても、日常生活の中で十分セルフケアは可能です。
この前ガス会社の人、数人がガス管の点検に来たのですが、その中の一人がなかなかの加齢臭の持ち主でした。まだ40手前ぐらいの人でしたから、加齢臭は個人差があるのでしょう。
その人がいなくても少し前まで彼がこの場所にいたということが分かるぐらいの高レベルでした。
制服はまめに洗濯して、毎日体を洗えばこの問題は解決するはずです。
あれ、誰も注意しないのかなぁ。
それから、鼻毛、耳毛問題。
鼻毛は割と気にする人も多いようですが、見逃されやすいのは耳毛です。
見逃されるも何も、体の構造上鏡を使っても自分では耳の毛はなかなか見られない。
私が自分の耳毛の存在に気づいたのは、ある時理髪店で耳の穴を小さな機械で何かごにょごにょされたからです。
しばらくして、耳毛の処理をされていることに気づいたのです。
自分の耳に毛が生えているなんて考えたこともなかったので、ちょっと、ショックでした。
今はエチケットカッターというもので、自分でムダ毛の処理をするようにしています。
パナソニック エチケットカッター 1809円 鼻毛・耳毛・眉毛これ1本でOK
佐藤浩市53歳 モトが違うからなぁ…。