いよいよ海底トンネルに向けて出発進行。

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山陽本線の上り線に入ります。

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トンネルへ。

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上り線と下り線が別れている。
万が一、一方が使えなくなってももう一方で運行を継続させるために分かれているそうです。

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トンネルの入り口は両方とも四角い。

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ところが、途中から丸くなる。

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これはなぜ?

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四角いトンネルはあらかじめ地上で作ったトンネルを埋め込んだもの。
地表に近い場所で用いられます。

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450mから先は地中をくり抜いて作ったトンネルなので楕円形になっています。

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入口から900m、地下20mでいったん降ります。

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トンネルの形を観察。

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よくよく見ると、下関側が円、門司側が楕円。

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形の違いは工法の違い。
ここから先はシールド工法でトンネルが掘られている。

シールド工法:筒状の機械で地中を掘り進めていくトンネルの工法

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真砂の弱い地盤を掘り進めるためにシールド工法が選択されました。
関門トンネルの最初の関門は”地盤の弱さ”。

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今は全部機械が掘るが、当時は先端は人が掘っていた。

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人力なので400m進むのに1年以上かかった。

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シールドの外枠だけが残されて、今もトンネルを支えていた。

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関門トンネル2つ目の関門は”気圧との戦い”。

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土砂の崩落を防ぐため、トンネルの中には絶えず高圧の空気が送られていた。
高圧の中で作業をしていた人が急に地上に出ると気圧が急に下がるので潜函病という病気になる。

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潜函病:
高圧の環境下から地上に戻った時に現れる
目まいや関節痛などの症状

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作業員は減圧室で徐々に気圧を下げて潜函病を防いだ。

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トンネルの最深部にやってきました。

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関門トンネル3つ目の難関は”湧き水”。

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軟弱な地盤から絶えず水が大量に染み出し、作業員たちの行く手を阻んだ。

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海底トンネルはV字型なのでどうしても最深部に水が溜まってしまう。

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最深部では、門司側からの湧水と下関側からの湧水が合流しています。
排水はどうやって?

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ここで排水の仕組みがわかるらしい。

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謎の壁の穴。

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海底の出口?

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穴の奥にもう一つトンネルがあった。

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排水用の豆トンネルだった。

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豆トンネルの構造。
両端に水が流れ、ポンプで地上に排水される。

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豆トンネルは”先進導坑”だった。
先進導坑:
トンネルを掘る前に掘られる小さなトンネル。
地質や地盤の事前調査、資材の運搬や通路、排水などに使われる。

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豆トンネルは関門克服の立役者だった。

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昭和19年、関門トンネルの上下線開通。
着工から9年の歳月がかかりました。

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実は田中さんも同行していたw

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昭和19年完成の関門鉄道トンネルをはじめとして、今は関門海峡には3つの海底トンネルがあります。

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地上に戻ると”ななつ星”と遭遇。

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こんにちは~。

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まとめ。

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約37年前に下関に来たことを思い出したタモリさん。

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営業で来ていた。

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そのことを思い出すのが一番の関門だったw

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門司名物焼きカレー。

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次回(9月1日)は那須です。

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