宇治橋のたもとからスタート。

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現在気温0度w

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旅のお題は「なぜ宇治は天下一の茶どころになった?」

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案内人は京都造形芸術大学の杉本宏先生。

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宇治といえば高級抹茶の産地として有名。
宇治の名を全国区に押し上げたのは、「宇治金時」だと個人的には思う。

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江戸時代の宇治橋のたもと。
茶屋がある。

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「東詰 通圓の茶屋」と書かれてある。

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通圓は現在も営業中。
創業800年。
24代目の通円祐介さん。

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秀吉公から預けられた釣瓶。

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一休さんが彫った木像。

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宇治茶は”天下一の茶”として名だたる武将たちに高く評価されていた。

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抹茶をごちそうになる。

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おいくらですか?

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いいお値段!

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宇治の地形と地質が、宇治を天下一の茶どころにした。

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おいしそうな抹茶スイーツ。

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まずタモリさんたちが向かったのは宇治橋を渡った西側。
世界遺産平等院の参道

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修学旅行で来たはずだが、記憶はない。

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修学旅行でここに来てお茶を買う男子高校生は渋いw

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朝の平等院鳳凰堂

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10円玉と比べてみても同じ。

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もともとは藤原道長の別荘だった。

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宇治は当時のセレブがお忍びで訪れるリゾートだった。

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平等院(世界遺産):
藤原道長の別荘を息子・頼道が寺に改め
1053年鳳凰堂(阿弥陀堂)を建立した

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宇治は京都と奈良の中間でアクセスも良く、美しい自然に恵まれた場所。
風光明媚な別荘地として平安貴族の人気を集めました。

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宇治は貴族の別荘地としてブランド価値のある土地だった。
それが高級な宇治茶のイメージにも大きく影響している。

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鳳凰堂は極楽浄土にあるという阿弥陀如来の宮殿をモデルに建てたもの。
池は亡くなった人の魂が往生する場所で、極楽浄土を表現するには欠かせないもの。

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池の水は宇治川から引いたものではなく、湧き水

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この辺りは扇状地。

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扇状地:
川が運んだ砂や石が堆積した扇形の地形

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水が地下に浸みこみやすく、扇形の端にあたる平等院のある場所で水が湧いていた。

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扇状地はお茶の栽培に適している。
やわらかい砂地は根を伸ばしやすいうえに肥料をうまく吸収できる。
すくすく育った根から、お茶の旨味を増すテアニンという成分が生まれる。

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この扇状地は宇治川が作ったものではない。

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地形図を見ると見えない川が見えてくる。

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このあたりが怪しい。

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次に向かったのは平等院から西に1キロ離れた、宇治市役所の前
見えない川が作った扇状地を確かめます。

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今は暗渠になっているが、道路の下を折居川が流れている。

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地形図で見ると、ここにいる。

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この川が土砂を運び扇状地を作った。

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この交差点あたりが扇状地の始まり。

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山から流れ出た川が扇状地を作り、お茶の栽培に適した土地になった。

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茶畑発見。

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茶畑の地面を見ると、扇状地であることがわかる。

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平安時代は貴族の別荘地だったが、貴族の力が弱まると、セレブのリゾートというブランドイメージを保ったままお茶の町に大転換していった。

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室町時代になると、武士の間で茶会が大流行。
ブランドイメージのある宇治茶は時の権力者たちに保護され、「天下一の茶」と評されるまでに発展しました。

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宇治②に続く