最近は電子書籍が売り上げを伸ばしており、なんと16%増というお話。

a1

ゲストはガダルカナル・タカさん、光浦靖子さん。

a2

うらすじ:文庫本の裏表紙にあるあらすじ紹介の部分のこと

a3

うらすじは本のヒットに大きく関係している。

a4

今回は大手出版社の編集者たちが「うらすじの秘密」を語ります。

a5

文藝春秋・文春文庫部の児玉藍さん。

a6

新潮社・新潮文庫の高橋裕介さん。

a7

KADOKAWAの郡司聡さん。

a8

タイトル。

a9

本のウラスジが見直されるきっかけとなった作品。

a10

大相撲殺人事件(文藝春秋):相撲部屋に入門した外国人の青年マークが角界に起こる奇想天外な殺人事件を解決する

a11

出版当初(10年前)はあまり売れなかった「大相撲殺人事件」。

a12

しかし、昨年(大相撲殺人事件の)うらすじがSNSで話題になり、めでたく重版の運びに。

a13

うらすじ朗読要員の井澤健太朗アナ登場。
入社2年目の新人アナ。

a14

ガチガチw

a15

ひょんなことから相撲部屋に入門したアメリカの青年マークは、将来有望な力士としてデビュー。

a16

しかし、彼を待っていたのは角界に吹き荒れる殺戮の嵐だった!
立ち合いの瞬間、爆死する力士、

a17

頭のない前頭、密室状態の土俵で殺された行事…
本格ミステリと相撲、その伝統と格式が奇跡的に融合した伝説の奇書。
解説・奥泉光

a18

奇をてらっているわけではなく、内容を追っていたらこうなってしまった。

a19

SNSで話題になってから重版に次ぐ重版。

a20

シリーズ第2弾「小相撲殺人事件」w
電子書籍にて発売中。

a21

ここで、ウラスジはどんなルールで書かれているのかを見ていきます。

a22

基本ウラスジは文庫本の担当者が書く。

a23

文春の場合は15文字×10行、新潮社は15文字×12行、KADOKAWAは14文字×14行。

a24

美しさを求めるので、(制限文字数)ぴったりに書く。

a25

ウラスジ㊙テク公開。

a26

なんと読む?

a27

「……」は3点リーダー。
文春では2マス使う。

a28

「––」はダーシ。
これも2マス使う。

a29

どちらも文字数の微調整によく使う。

a30

シリーズ物は〇弾が基本。

a31

最初の作品でもこれからシリーズで行くぞ!、というときは「シリーズ開幕」w

a32

ウラスジ頻出ワード。

a33

ベタな言葉は使いすぎると本当かどうか疑われる。

a34

最近のパワーワード:「〇〇必読」、「異色の〇〇」

a36

「異色のミステリー」と書いてあっても、中身は王道ミステリーw

a37

新潮社は「金字塔」、「珠玉」などベタな言葉は避ける。

a38

新潮社イチ押しのウラスジ。

a39

最後の恋ーつまり、自分史上最高の恋ー:人気女性作家8人が最後の恋をテーマに書いた恋愛短編集

a43

もはや、少年少女が出会うような、初々しい恋じゃない。
変わらない恋心なんてない。
そんなのとっくに知っている。
だけど……。
大人になっても「こんなの初めて」ってあったんだ。
すれ違いや別れをくり返してきた彼らだけが知る、「最初で最後」のかけがえのない瞬間たち。

a40

8人の作家が描き出す、経験してきたすべての恋を肯定したくなる珠玉のアンソロジー。
最後の恋、それはつまり自分史上最高の恋。

a41

珠玉の〇〇。
使わないと言っていたのに…w

a42

この本のタイトルは単行本の時は「最後の恋」だけだった。

a44

文庫本にする際、担当者が「つまり、自分史上最高の恋」というサブタイトルを付けた。

a45

タモリ「俺、自分史っていう言葉大嫌いなんだよね」w
「つまり」という接続詞も論理的におかしい。
全体的に自分に酔っている文で、女性は好きだろうけど、男はサブいぼが立つ。

a46

ウラスジの力で単行本の時よりも40倍近く売れる。
現在42刷り。

a47

この担当編集者は”断定”が得意。
「陽だまりの彼女」という小説では、「女子が男子に読んでほしい恋愛小説№1」と勝手に断定w

a48

その結果、100万部越え。

a49

続いてのウラスジは、「ダヴィンチ・コード」。

a50

さっきは間を取りすぎると怒られ、今度は早すぎw

a51

カメラさんも追いついていなかったw

a52

「ダヴィンチコード(上)」のウラスジ。

a53

事情があって3冊に分けて出版。
海外の小説は版権が高い。

a54

版権が高い海外の小説を出す場合、元を取るため複数に分けて出版する。

a55

複数に分かれた本のウラスジの特徴とは?

a56

タモリ「(中巻のウラスジの朗読)お願いします」

a57

中巻のウラスジは読む予定がなかったので、パニくる新人アナw

a58

立てかけたウラスジのコピーを初見で読む。

a59

「爵位」をハクイと言ってしまうw

a60

複数に分かれた小説のウラスジで難しいのはネタバレをさせないこと。

a61

ここで、3人の編集者さんに番組で用意した本に14文字7行でウラスジを書いてもらいます。

a62

用意した本は光浦靖子著「男子がもらって困るブローチ集」。

a63

内容は光浦作のブローチ作品とブローチの作り方、手芸愛のエッセイ。

a64

この本の担当編集者は沖縄に嫁に行ってしまったw

a65

文藝春秋、児玉さんのウラスジ。

a66

光浦さんのピュアさが伝わってくるので、「純度100%の愛」がまず出てきた。

a67

全体的に結構イジッてるw

a68

新潮社、高橋さんのウラスジ。

a69

文章をほめてもらったので、ウソ泣きで喜ぶw

a70

空耳アワー♪

a71

KADOKAWA、郡司さんのウラスジ。

a72

光浦さんの言葉にパワーがあるので、そのまま引用した。
とはいえ、ヤッツケ感があるw

a74

光浦お気に召さずw

a73

次回予告。

a75