今日はある辞書のマニアの方のお宅に来てます。

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ゲストは角田晃広さん(東京03)、

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山田五郎さん。

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辞書コレクターの家の主は、フリーの校正者の境田稔信さん。

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境田さんは最近全面改訂された「角川新字源」のほか、名だたる辞書の校正を担当してきた辞書界のレジェンド。

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今回は境田辞書コレクションの深淵をのそきます。

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風呂・トイレも辞書でいっぱいの家。

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辞書の冊数は6000冊。

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正確には6000点。
セット物は何巻あっても1点と数える。
冊数でいえば万は超えている?

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広辞苑第一版の1刷~29刷を集めた。
タモリ「どうかしてますね」w

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現在広辞苑は第七版まで出ている。
たとえば、「第六版第五刷」は第六版を5回印刷したことを意味している。
同じ版の刷違いは基本的には内容が同じ。

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境田さんは広辞苑第4版で「すっぴん」の掲載を提案したが、校正の段階であったため見送られる。

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しかし、7年後広辞苑第五版に「すっぴん」が載る。

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ここで角田が辞書ソングを披露。

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Hな言葉を辞書で調べたという、思春期あるあるw

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新明解国語辞典の「恋愛」。
「特定の異性に…」
ご時世的に同性は恋愛禁止なのかというクレームがきそう。

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同じく新明解の「合体」。
新明解ではプラトニック・ラブを認めていない。
恋愛は必然的に合体願望が伴うものw

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ここで収録場所変更。

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まずVTRで書庫を改めて確認。

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左手には百科事典と専門事典。

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その先は国語辞典コーナー。
奥には「言海」という日本初の国語辞典が260冊。

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反対側は国語辞典と漢和辞典のエリア。

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新明解国語辞典は第四版だけで25冊。

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棚の上には「康煕字典」という辞書が90セットある。
康煕字典:約300年前につくられた中国の字書

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康煕字典は現代の漢和辞典の基礎となっている。

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書斎には普段使いしている新しめの辞書600冊が並んでいます。

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今も2日に一冊のペースで辞書が増えている。

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境田さんは辞書をどのように増やしてきたのか?
その過程を境田さんの年譜でたどります。

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1980年(21歳) 校正の仕事始める

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当時は年間100冊ペースで購入。

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1985年(26歳)フリーランスになり収集熱がUP

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1989年(30歳)「言海」100周年を記念し言海を集める

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言海は日本初の近代的国語辞典。
1冊目が出版されたのが1889年(明治22年)。

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境田さんが辞書を集めてわかったこと。
「同じ版同じ刷なのに内容が違うものがある」

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どちらも「言海第200版」だが…

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著者大槻文彦の近影が違う。

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タイトルの字体もビミョーに違う。

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奥付の印刷者の名前は同じだが…

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山田さんの推理:自分のところだけで刷りきれず仲間の同業者に印刷を頼んだのではないか

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1990年(31歳) 辞書購入代が年間250万円を超える

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2003年(41歳) インターネット「日本の古書屋」で購入を始める

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2008年(49歳)「広辞苑」第一版を29刷まで揃える

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2014年(55歳)「ヤフオク!」で購入を始める
2017年(58歳)「メルカリ」で購入を始める

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歩けるスペースがある限り買い続けるw

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レアな辞書コーナー。

ベビ新辞典:昭和4年発行のミニ国語辞典

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辞書型金庫

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中は豆本?

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と、見せかけて消しゴムw

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「女学生図解 家庭科辞典」
雑誌「女学生の友」昭和31年6月号の付録

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蟹の種類の図解。

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裁縫。

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チョコレートは子供には不向き。

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子供は意味もなく鼻血を出しがちw

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空耳アワー♪

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境田さんのツイッターより
『朝日現代用語 知恵蔵』と『イミダス』を含め、『現代用語の基礎知識』もコンプを目指しているけど、だんだん憂鬱になるのはなぜだろう

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『現代用語の基礎知識』はボリュームがある。

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現代用語、イミダス、知恵蔵が毎年増えるのは憂鬱。

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死なない程度にやってくださいw

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次回予告。

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