カチカチのカルシウムの固まりだと思われがちな骨。

でもその中は、意外にも隙間だらけ。

しかもよく見ると、その中ではたくさんの細胞たちがうごめいています。

実はこの細胞たちが発している特別な物質がメッセージとして全身に届けられ、

私たちの若さを生み出していることが、最新の研究によってわかってきました。

骨からのメッセージが脳に届くと記憶力アップ。

さらに体の免疫力も高めているのです。

逆に骨からのメッセージが途絶えれば、記憶力、免疫力、筋力が低下して老化現象が加速するのです。

骨は人体の若さをつかさどる門番。

骨が出す最高の若返り物質、その驚きのパワーを知ればあなたの若さが呼び覚まされます。

出演:山中伸弥、タモリ、木村佳乃、石田明、藤井隆、久保田祐佳アナ

山中先生は骨が好きで、もともと整形外科医だった。

初代骨折王(藤井)と現骨折王(石田)w

今まで12か所折った石田さんの骨折の歴史をたどる。

肋骨は体をひねっただけで折れた。
デコピンをしたら指の骨が折れるw

24歳の時に骨年齢を測ったら70代だった。

骨の数は約200ある。

骨は体を支えているだけではない。
人体はネットワークであり、骨も大切なネットワークの一員。

骨の出すメッセージが臓器を若く保つ働きをしている。

あるトップアスリートが、その骨の大切な機能を失う危機にさらされています。

アメリカを代表する自転車選手だった、ブレイク・コールドウェルさん(33)。

19歳でプロデビューして以来数々のレースで入賞を果たしましたが、そのキャリアの絶頂期に骨の異常が見つかり、引退に追いこまれました。

自転車の転倒で大腿骨を骨折し、検査をしたところ骨量(骨の密度)が極端に低いことがわかったのです。

25歳なのに80歳の骨量しかなかった。

骨量が少なくなると、骨の内部がスカスカになり骨折しやすくなる。

しかし、骨量が少なくなることの恐ろしさはそれだけではありません。
高齢者の場合、大腿骨の骨折をきっかけに4~5人に1人が1年以内に死亡してしまうという衝撃のデータがあります。

骨量が下がると骨が出す若さを保つメッセージ物質が出なくなり、急速に老化が進んでしまうのです。

骨は全身にメッセージ物質を送る臓器でもある。
骨が弱って骨が出すメッセージ物質が減ると、様々な老化現象が進んでしまう。

若さを生み出す骨のメッセージ① 記憶力

コロンビア大学のジェラール・カーセンティ博士は骨が脳に向けて発するあるメッセージ物質を発見しました。

オステオカルシン
大きさは10万分の1mmにも満たない小さな粒。

遺伝的にオステオカルシンを作れないマウスで実験を行いました。

水槽に放されたマウスは避難先となる島に泳いでたどり着こうとします。

1回目は島にたどり着くまでの時間はオステオカルシンのないマウスも通常のマウスもほとんど同じ。
(80~90秒)

実験を重ねると、通常のマウスは4秒でたどり着けるようになりました。

一方、オステオカルシンが作れないマウスは回数を重ねても最初と同じくらい(90秒)かかってしまいます。

通常のマウスが回数を重ねるごとにタイムを縮めるのに対し、オステオカルシンがないマウスはほとんどタイムを短縮できませんでした。

一体なぜなのか?
カーセンティ博士がマウスの脳を詳細に調べてみると、オステオカルシンがないマウスの脳の海馬は通常のマウスに比べて小さくなっていることがわかりました。
海馬:新たな記憶を貯える部位

骨からオステオカルシンが出ない→海馬の働きが低下→記憶力低下

「記憶力をアップせよ」というメッセージ物質(オステオカルシン)が骨から出て、血管で運ばれます。

オステオカルシンが脳の海馬に到着します。

海馬はメッセージ物質を受け取りました。

すると、脳は頑張って記憶しようと働くのです。

発見者も驚いた骨の機能。

若さを生み出す骨のメッセージ② 免疫力

老化のメカニズムについて研究しているドイツ・ウルム大学のハームット・ガイガー博士。

ガイガー博士は、年老いたマウスではオステオポンチンという骨が出すメッセージ物質が少なくなっていることを発見しました。

ガイガー博士は2つのグループのマウスを用意し、片方だけにオステオポンチンを投与しました。

5か月後、オステオポンチンを与えたマウスに大きな変化が現れました。

免疫細胞の量が倍近くまでに増えていたのです。

オステオポンチンのメッセージは「免疫力をアップせよ」。

このメッセージを受け取ると生まれてくる免疫細胞の数が増え、体全体の免疫力がアップするのです。

”骨”が出す!最高の若返り物質②に続く
高齢者の場合、大腿骨の骨折をきっかけに4~5人に1人が1年以内に死亡してしまうという衝撃のデータがあります。

骨量が下がると骨が出す若さを保つメッセージ物質が出なくなり、急速に老化が進んでしまうのです。

骨は全身にメッセージ物質を送る臓器でもある。
骨が弱って骨が出すメッセージ物質が減ると、様々な老化現象が進んでしまう。

若さを生み出す骨のメッセージ① 記憶力

コロンビア大学のジェラール・カーセンティ博士は骨が脳に向けて発するあるメッセージ物質を発見しました。

オステオカルシン
大きさは10万分の1mmにも満たない小さな粒。

遺伝的にオステオカルシンを作れないマウスで実験を行いました。

水槽に放されたマウスは避難先となる島に泳いでたどり着こうとします。

1回目は島にたどり着くまでの時間はオステオカルシンのないマウスも通常のマウスもほとんど同じ。
(80~90秒)

実験を重ねると、通常のマウスは4秒でたどり着けるようになりました。

一方、オステオカルシンが作れないマウスは回数を重ねても最初と同じくらい(90秒)かかってしまいます。

通常のマウスが回数を重ねるごとにタイムを縮めるのに対し、オステオカルシンがないマウスはほとんどタイムを短縮できませんでした。

一体なぜなのか?
カーセンティ博士がマウスの脳を詳細に調べてみると、オステオカルシンがないマウスの脳の海馬は通常のマウスに比べて小さくなっていることがわかりました。
海馬:新たな記憶を貯える部位

骨からオステオカルシンが出ない→海馬の働きが低下→記憶力低下

「記憶力をアップせよ」というメッセージ物質(オステオカルシン)が骨から出て、血管で運ばれます。

オステオカルシンが脳の海馬に到着します。

海馬はメッセージ物質を受け取りました。

すると、脳は頑張って記憶しようと働くのです。

発見者も驚いた骨の機能。

若さを生み出す骨のメッセージ② 免疫力

老化のメカニズムについて研究しているドイツ・ウルム大学のハームット・ガイガー博士。

ガイガー博士は、年老いたマウスではオステオポンチンという骨が出すメッセージ物質が少なくなっていることを発見しました。

ガイガー博士は2つのグループのマウスを用意し、片方だけにオステオポンチンを投与しました。

5か月後、オステオポンチンを与えたマウスに大きな変化が現れました。

免疫細胞の量が倍近くまでに増えていたのです。

オステオポンチンのメッセージは「免疫力をアップせよ」。

このメッセージを受け取ると生まれてくる免疫細胞の数が増え、体全体の免疫力がアップするのです。

”骨”が出す!最高の若返り物質②に続く
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