扇沢駅からスタート。

黒部第4ダム=くろよん

タモリさんは初訪問だが、NHKの黒部ダム特集をよく見ているので詳しい。

プロジェクトXで盛り上がる二人。

黒部ダムがあるのは富山県の南東部、北アルプスの山奥。
タモリさんたちは長野県の扇沢駅から黒部ダムを目指します。

タモリさんはダム仲間もいるダム好き。

旅のお題は「黒部ダムはなぜ秘境につくられた?」。

案内人は関西電力の上坂薫さん。
黒部ダムの管理に携わって14年。

黒部ダムは高度成長期の東京タワーや青函トンネル建設に並ぶ一大事業だった。

NHKの特集を何度も見ているのでこのへんの事情には詳しいw

高度経済成長に伴う深刻な電力不足。
特に関西では工場で週2日、一般家庭では週3日電力の使用が制限されました。

やがてそれは社会問題までに発展。

そこで秘境黒部に水力発電用巨大ダムを建設する一大プロジェクトが立ち上がりました。
工期7年、作業員延べ1000万人、総工費513億円。
昭和38年完成。

いかに黒部が秘境だったかを示す写真。

アップにすると岩をくりぬいた道を人が歩いている。

その前は木を組んだ細い道を歩いていた。

黒部は3000m級の山々に囲まれた深い谷。
そして急流黒部川。

ダムの建設予定地に行くには崖沿いの細い道を進むしかありませんでした。

現在のルート。
富山県側からなら、ケーブルカー→バス→トロリーバス→ロープウェイ→ケーブルカーと乗り継ぐ。

タモリさんたちは長野県側からの出発なのでトロリーバスで黒部ダムを目指します。

トロリーバス:
電線からとった電気で走る乗り物
立山黒部ルートのみ運行

かつては全国で活躍していましたが、交通渋滞の原因になることから昭和40年代には姿を消しました。

法律上では電車(無軌条電車)に分類されている。

扇沢駅から黒部に向かうトロリーバスは、平成30年11月で廃止。
以降は電気自動車になるそうです。

先頭に乗りこむタモリさん。

乗り物好きの小学生状態w

近江攻めを画策していた案内人だが、ことごとくタモリに阻止されるw

黒部ダムに向かうこのトンネルはかつてはダム工事用のものでした。

建設資材を運び入れるため、全長5.4㎞のトンネルを掘ったのです。
しかし、トンネル開通工事は苦難の連続でした。

このトンネル工事のたいへんさが全国に知られるきっかけになった映画「黒部の太陽」。

黒部の太陽(1968年):
観客動員数733万人
興業収入16億円(現在の約80億円)を記録

扇沢駅から3キロ地点。

トンネル工事最大の難関「破砕帯」。

特別に途中下車して見せてもらいます。

水温4度の地下水が流れている。

破砕帯とは、岩盤が細かく砕けて砂のようになった柔らかい地層。
崩れやすいうえに、そこに溜まっていた大量の地下水が溢れ出し、作業員を苦しめました。

実際の工事の様子。

破砕帯の長さは約80m。

破砕帯に達するまでは1日9m掘り進んだが、破砕帯80mを突破するのに7か月かかった。
1日平均で約40㎝。

80mの破砕帯を突破するために総延長500mの水抜きトンネルを掘ったそうです。

再びトロリーバスに乗り、県境を通過。
富山県に入ります。

富山側と長野側、両側から掘り進んだトンネルがここで貫通する。

貫通した時の実際の工事の様子。

貫通を祝う万歳。

達成感はすごくありそう。

立山越え:
富山側からは輸送手段がなかったため
人力で工事用の重機などを運んだ

黒部ダム駅に到着。
ここから先ルートは2つある。

楽なのは下る方。
景色が良いのは上る方。

タモリさんは展望台に行く階段を選びました。
220段あります。

途中、破砕帯の湧水でのどを潤す。

タモリ「これ、売ればいいじゃないですか」
上坂「売ってます」w

ついに到着。

展望台から見る黒部ダム。

高さ186メートルは日本一。

タモリさんから鋭い質問。
通常のアーチ式ダムと違い、端が山に接していないのはなぜ?

それについてはまたのちほど。

東京ドームでいえば160杯分、約2億トンの水が蓄えられています。

黒部ダムの完成は関西の電力供給を増やし、日本の高度経済成長を支えました。

黒部ダム②に続く

トンネル工事最大の難関「破砕帯」。

特別に途中下車して見せてもらいます。

水温4度の地下水が流れている。

破砕帯とは、岩盤が細かく砕けて砂のようになった柔らかい地層。
崩れやすいうえに、そこに溜まっていた大量の地下水が溢れ出し、作業員を苦しめました。

実際の工事の様子。

破砕帯の長さは約80m。

破砕帯に達するまでは1日9m掘り進んだが、破砕帯80mを突破するのに7か月かかった。
1日平均で約40㎝。

80mの破砕帯を突破するために総延長500mの水抜きトンネルを掘ったそうです。

再びトロリーバスに乗り、県境を通過。
富山県に入ります。

富山側と長野側、両側から掘り進んだトンネルがここで貫通する。

貫通した時の実際の工事の様子。

貫通を祝う万歳。

達成感はすごくありそう。

立山越え:
富山側からは輸送手段がなかったため
人力で工事用の重機などを運んだ

黒部ダム駅に到着。
ここから先ルートは2つある。

楽なのは下る方。
景色が良いのは上る方。

タモリさんは展望台に行く階段を選びました。
220段あります。

途中、破砕帯の湧水でのどを潤す。

タモリ「これ、売ればいいじゃないですか」
上坂「売ってます」w

ついに到着。

展望台から見る黒部ダム。

高さ186メートルは日本一。

タモリさんから鋭い質問。
通常のアーチ式ダムと違い、端が山に接していないのはなぜ?

それについてはまたのちほど。

東京ドームでいえば160杯分、約2億トンの水が蓄えられています。

黒部ダムの完成は関西の電力供給を増やし、日本の高度経済成長を支えました。

黒部ダム②に続く
国井雅比古、久保純子、膳場貴子 ほか
NHKエンタープライズ
2011-01-21
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