武甲山は石灰岩と玄武岩でできている。



海も火山もない埼玉にどうして石灰岩や玄武岩が…。



それは話せば長い2億年の話。



武甲山の始まりは約2億3000万年前に海底で誕生した火山。
大陸からは5000km以上も離れた場所にありました。



海底火山はプレートとともに陸に向かって移動します。



火山活動が収まると、水面に近い頂上部分にサンゴ礁が発達。



サンゴは長い年月をかけて石灰岩に変わります。



さらに火山は大陸に向かって移動を続けます。



わかってる人は例を挙げて、わからない人をますます混乱させるｗ



とにかく膨大な時間をかけて移動した火山は陸に半分乗り上げたり、半分沈んだりする。



プリンで火山が大陸にぶつかった様子を再現してみる。



大陸のヘラに文句言うタモリさんｗ



火山が大陸にぶつかった瞬間。



結局、再現失敗ｗ



火山を処理する近江アナｗ



火山が大陸にぶつかると、砕けてその一部は陸地の中に潜り込みます。



その後も陸地には海底に積もった堆積物が押し寄せます。



陸地に潜り込んでいた火山の一部は徐々に押し上げられ、内陸までやってきます。



そして、風化浸食作用によって岩体が地表に露出します。



これが武甲山の姿。



いずれハワイも秩父に来て、ファイアダンスをここで踊っているｗ



都市の高層建築も高速道路も元はサンゴ。



2億年前のサンゴ礁が日本の都市発展を盛り上げたわけです。



続いてやってきたのは崖から3km西にある山のふもと。



ここでは断層を直接触れることができます。



クマ出没注意。



ヒグマよりマシだけど、大丈夫じゃないｗ



山道を歩くこと10分。



地質学の専門家、高橋雅紀さんの案内で洞窟の断層を見ます。



断層と感動のご対面。



条痕：断層が動いたときにすれてできた直線状の傷



ツルツルしている部分は専門用語で「断層鏡肌」という。
断層がずれた際に、研磨したようにピカピカになる。



断層をじかに見られる非常に貴重な場所。



断層がずれて生まれる断層面は、



時間がたつと土砂や草木に覆われ、地下に隠れてしまいます。



ところが、ここでは脆くなった部分が崩れ、偶然洞窟ができたのです。



高橋先生から近江アナに質問。



高橋「近江さんといえば…」



よくこのヒントで答えられたなｗ



タモリ「チャートといえば何から？」
近江「放散虫」
近江アナは優秀、一度習ったことは忘れない。



チャートは「京都・嵐山」の回で登場しました。



断層に夢中のタモリさんｗ



秩父②に続く