屋根の角度もイギリスと同じ。



しかし、角度も同じにしたことで問題発生。



一番高く太陽が上がるのはいつ？



時間ではなく季節を聞いている。



真夏ではなく夏至。



近江アナは一時賢くなってしまったが、今日は絶好調ｗ



収録中に反省ｗ



倉敷の緯度はイギリスに比べてかなり南。



イギリスの夏の太陽の位置。



倉敷では太陽は真上に近く、北側の窓に直射日光が入ってしまう。



これにより夏場、工場が暑くなりすぎてしまった。



この問題の解決策として、ツタ（アイビー）で断熱を図りました。
ツタ（アイビー）：外壁にはわせることにより、装飾と断熱の効果がある



暑さ対策として植えられたツタは工場を彩り、今は多くの観光客を楽しませる観光資源となりました。



紡績工場で得た大きな富は、倉敷の町並みに新たな魅力を加えました。
タモリさんたちは美観地区に戻ります。



ここでの案内人は吉備国際大学の小西伸彦先生。
近代の産業遺産を研究していますが、鉄道も大好き。



蔵とは趣がまったく異なる石造りの建物。



この銀行は最新のデザインを取り入れた本格的な洋風建築です。



紡績の発展に支えられ、明治以降倉敷では西洋建築が次々と建てられました。



倉敷でも極め付きの西洋建築、大原美術館本館。



昭和5年に建てられた日本で最初の西洋美術館。



この美術館を建てた大原孫三郎氏（1880～1943）。
紡績業をはじめ多くの事業を手掛けた実業家。



事業で得た富を社会に還元すべく、西洋から名画を買い集め、故郷倉敷に日本初の西洋美術館をつくりました。



和風の町並みに出現した本格的な西洋建築のインパクト。



こうして、江戸の蔵と西洋建築が隣り合う倉敷の美しい町並みが生まれました。



タモリさんが最後にやってきたのは美術館の南側。



なぜ今でもこの美しい町並みが残っているのか？
その理由をここで探ります。



大原美術館分館。



お城によく似た造り。



昭和36年にこの分館を建てたのは大原孫三郎氏の事業を引き継いだ長男の總一郎氏。
なぜ城のようなデザインにしたのか？



大原美術館の分館がこの町を守っているように見える。



鶴形山を天守閣に見立てると、倉敷が城下町のように見える。



分館の城壁には、倉敷の町並みを守りたいという強い思いが込められている。



この思いを倉敷市民も受け継ぎました。



昭和43年には「倉敷市伝統美観保存条例」を制定されます。



旅のお題「なぜ美しい町並みが倉敷に？」。



残ったのではなく、故郷を誇りに思う人々の強い思いが美しい町並みを残した。



エンディング♪



次回（6月10日）は名古屋です。