続いてタモリさんたちがやってきたのは六甲山地の西の端。
1300年栄えた理由を立地から探ります。

ロープウェイの駅を発見。

ブルーになったタモリさんを見て、嬉しそうな近江アナw

高所恐怖症なので外の景色は絶対見ないw

かなり急斜面。

標高211mの展望台。

回転展望レストラン。
特別に普段の3倍速で回ってます。

展望台から見る和田岬。

ここは六甲山の端。
海までほとんど平地がありません。

六甲山地はここで海にせり出しています。

この地形により、畿内の境になりました。

神戸は西から機内に人や物が必ず出入りする重要な場所となったのです。

この展望台からは、神戸の立地(六甲山地は斜めに横たわり、神戸の街は三角)がよくわかります。

では、なぜ六甲山地は斜めになったのか?

ここで、神戸親和女子大学の觜本格(はしもといたる)先生が登場。
六甲山地を歩き回ること40年。

近畿地方全体は大きな力で押されている。

岩に両側から圧をかけるとX字型に割れる。

ここの大地にも同じような力が作用している。

こうして北東から南西にかけて傾斜の急な山ができました。
この六甲山地が斜めにあることにより、風を防ぐという良港の条件が生まれました。

もう一つの良港の条件は、「和田岬が潮流から守る」でしたが、実はもとは六甲山地と淡路島はひとつながりでした。

ところが分断されてしまった。

圧がかかってX字型に割れた際、Xの中心部は亀裂が重なり脆くなります。

Xの中心部が崩れ、六甲山地と淡路島は分断されました。

狭い明石海峡を通る潮流の流れは速くなり、砂を運びます。

運ばれた砂は溜まり、砂嘴(和田岬)が形成されます。
砂嘴:岸近くの海流で運ばれた砂がくちばし状に堆積してできた地形

3つ目の良港の条件、「水深が深い」のはなぜか?

大阪の場合、淀川が大量の土砂を運ぶが、神戸には大きな川がない。

大阪は淀川が運ぶ土砂によって浅瀬ができますが、神戸には小さな川しかないので土砂はあまり溜まらない。
こうして、神戸港の水深は深いままで保たれました。

しかし、良港の秘密はこれだけではありません。
その秘密を探りに、タモリさんたちは新神戸駅の北にある山の中に移動します。

雪が残る道をスリップしながら登ってきた。
寒そうな近江アナ。

船で神戸港を案内してくれた森田先生が再登場。

船乗りの長い航海に一番必要なものは水。
ここに来た理由が判明。

少し歩くと水が見えてきました。
貯水池に注ぐ川の上流です。

「赤道を越えても腐らない水」と言われている。
なぜか?

水の解説は神戸市水道局の清水武俊さんと松下眞さんです。

有機物が含まれているほど、水は腐りやすい。
つまり、神戸の水は不純物が少ない。

実際にここの水を汲んで有機物の含有量を検査してみます。

やはり、もっとも良いランクでした。

ロシア人船長も「神戸の水が最高だ」と証言しています。

神戸の水:
ミネラル(カルシウムやマグネシウム)を含む度合い「硬度」が1ℓあたり30㎎の軟水(120㎎/ℓ以上が硬水)

ミネラルの量で水の味が変わるのか?
紅茶で実験してみます。

硬度300の水でたてた紅茶と神戸の水(硬度30)でたてた紅茶を飲み比べ。

神戸の水の方は紅茶の香りが立つ。
味も良い。

硬度300はくどい。

神戸の水が不純物やミネラルが少ないのは、六甲山の急峻さのおかげ。

川の流れが速く、水に有機物やミネラルが溶け込みにくいのです。

さらにこの水は明治時代に作られた驚きの仕組みに守られています。

雨が降って川が増水すると土砂が運ばれ水が濁ってしまいます。

1908年に作られた分水堰堤。
普段は手前の石の構造物で水はせき止められ、左側のゲートから貯水池に水が流れます。

川が増水した時にはゲートが閉められ、濁った水は石の構造物を乗り越えて別の水路に流れてゆきます。

濁った水を絶対に貯水池に入れない仕組みです。

まとめ
六甲山地が斜めに横たわり、風がさえぎられている
明石海峡の潮流が砂を運んで砂嘴を作った
水が良い
森田「すべてはロッコウサンのおかげ」

エンデイング♪

おまけ
展望台に向かう途中にある日本で神戸にしかないカーレーター。

「乗り心地の悪さ」維持しているw

ガタゴト揺れる。

でも、ロープウェイよりは安心w

次回(2月25日)は神戸の街です。


大阪は淀川が運ぶ土砂によって浅瀬ができますが、神戸には小さな川しかないので土砂はあまり溜まらない。
こうして、神戸港の水深は深いままで保たれました。

しかし、良港の秘密はこれだけではありません。
その秘密を探りに、タモリさんたちは新神戸駅の北にある山の中に移動します。

雪が残る道をスリップしながら登ってきた。
寒そうな近江アナ。

船で神戸港を案内してくれた森田先生が再登場。

船乗りの長い航海に一番必要なものは水。
ここに来た理由が判明。

少し歩くと水が見えてきました。
貯水池に注ぐ川の上流です。

「赤道を越えても腐らない水」と言われている。
なぜか?

水の解説は神戸市水道局の清水武俊さんと松下眞さんです。

有機物が含まれているほど、水は腐りやすい。
つまり、神戸の水は不純物が少ない。

実際にここの水を汲んで有機物の含有量を検査してみます。

やはり、もっとも良いランクでした。

ロシア人船長も「神戸の水が最高だ」と証言しています。

神戸の水:
ミネラル(カルシウムやマグネシウム)を含む度合い「硬度」が1ℓあたり30㎎の軟水(120㎎/ℓ以上が硬水)

ミネラルの量で水の味が変わるのか?
紅茶で実験してみます。

硬度300の水でたてた紅茶と神戸の水(硬度30)でたてた紅茶を飲み比べ。

神戸の水の方は紅茶の香りが立つ。
味も良い。

硬度300はくどい。

神戸の水が不純物やミネラルが少ないのは、六甲山の急峻さのおかげ。

川の流れが速く、水に有機物やミネラルが溶け込みにくいのです。

さらにこの水は明治時代に作られた驚きの仕組みに守られています。

雨が降って川が増水すると土砂が運ばれ水が濁ってしまいます。

1908年に作られた分水堰堤。
普段は手前の石の構造物で水はせき止められ、左側のゲートから貯水池に水が流れます。

川が増水した時にはゲートが閉められ、濁った水は石の構造物を乗り越えて別の水路に流れてゆきます。

濁った水を絶対に貯水池に入れない仕組みです。

まとめ
六甲山地が斜めに横たわり、風がさえぎられている
明石海峡の潮流が砂を運んで砂嘴を作った
水が良い
森田「すべてはロッコウサンのおかげ」

エンデイング♪

おまけ
展望台に向かう途中にある日本で神戸にしかないカーレーター。

「乗り心地の悪さ」維持しているw

ガタゴト揺れる。

でも、ロープウェイよりは安心w

次回(2月25日)は神戸の街です。

コメント
コメント一覧 (2)
神戸市といえば、関西圏以外の人が連想するのは、三宮や南京町がある中央区を中心とする六甲山地より東・南側です。
神戸市は現在152万人であり川崎市(150万人)に迫られています。
西国街道(現在の国道2号に相当する街道)はわざと兵庫津を経由していたとは。
神戸港は横浜市と同様に大河がないから水深が深いです。
大阪市は淀川、尼崎市・西宮市は武庫川がありますが、
武庫川河口より西で大河は神戸港や明石海峡を越えて播磨灘の加古川河口まで55kmもありません。
六甲山地の裏も神戸市で、北区に有馬温泉があります。
有馬温泉も神戸市なのは関西圏以外ではあまり知られていません
(有馬温泉も市外局番は当然078)。
神戸は若いころに半日だけ観光をした覚えがあります。
異人館で風見鶏をみた記憶ぐらいしかありません。
もう一度ゆっくり観光したいものですが、ブラタモリを見るとかなりその土地を満喫した気分になってしまいます。
今回案内人の地元の先生方が六甲山地をロッコウサンと人格化(神格化?)して呼んでいたのが印象的でした。