続いてタモリさんたちがやってきたのは六甲山地の西の端。
1300年栄えた理由を立地から探ります。

pkobe53

ロープウェイの駅を発見。

pkobe54

ブルーになったタモリさんを見て、嬉しそうな近江アナw

pkobe56

高所恐怖症なので外の景色は絶対見ないw

pkobe55
 
かなり急斜面。

pkobe57

標高211mの展望台

pkobe58

回転展望レストラン。
特別に普段の3倍速で回ってます。

pkobe59

 展望台から見る和田岬。

pkobe61

ここは六甲山の端。
海までほとんど平地がありません。

pkobe62
 
六甲山地はここで海にせり出しています。

pkobe63

この地形により、畿内の境になりました。

pkobe64

神戸は西から機内に人や物が必ず出入りする重要な場所となったのです。

pkobe66

この展望台からは、神戸の立地(六甲山地は斜めに横たわり、神戸の街は三角)がよくわかります。

pkobe65
 
では、なぜ六甲山地は斜めになったのか?

pkobe67

ここで、神戸親和女子大学の觜本格(はしもといたる)先生が登場。
六甲山地を歩き回ること40年。

pkobe68
 
近畿地方全体は大きな力で押されている。

pkobe69

岩に両側から圧をかけるとX字型に割れる。

pkobe70

ここの大地にも同じような力が作用している。

pkobe71

こうして北東から南西にかけて傾斜の急な山ができました。
この六甲山地が斜めにあることにより、風を防ぐという良港の条件が生まれました。

pkobe72

もう一つの良港の条件は、「和田岬が潮流から守る」でしたが、実はもとは六甲山地と淡路島はひとつながりでした。

pkobe73
 
ところが分断されてしまった。

pkobe74

圧がかかってX字型に割れた際、Xの中心部は亀裂が重なり脆くなります。

pkobe75
 
Xの中心部が崩れ、六甲山地と淡路島は分断されました。

pkobe76
 
 狭い明石海峡を通る潮流の流れは速くなり、砂を運びます。

pkobe77

運ばれた砂は溜まり、砂嘴(和田岬)が形成されます。
砂嘴:岸近くの海流で運ばれた砂がくちばし状に堆積してできた地形

pkobe78
 
 3つ目の良港の条件、「水深が深い」のはなぜか?

pkobe79

大阪の場合、淀川が大量の土砂を運ぶが、神戸には大きな川がない。

pkobe80
 
大阪は淀川が運ぶ土砂によって浅瀬ができますが、神戸には小さな川しかないので土砂はあまり溜まらない。
こうして、神戸港の水深は深いままで保たれました。

pkobe81
 
しかし、良港の秘密はこれだけではありません。
その秘密を探りに、タモリさんたちは新神戸駅の北にある山の中に移動します。 

pkobe82
 
雪が残る道をスリップしながら登ってきた。
寒そうな近江アナ。

pkobe83
 
船で神戸港を案内してくれた森田先生が再登場。

pkobe84

船乗りの長い航海に一番必要なものは水。
ここに来た理由が判明。

pkobe85

少し歩くと水が見えてきました。
貯水池に注ぐ川の上流です。

pkobe88

「赤道を越えても腐らない水」と言われている。
なぜか?

pkobe87

水の解説は神戸市水道局の清水武俊さんと松下眞さんです。

pkobe89

有機物が含まれているほど、水は腐りやすい。
つまり、神戸の水は不純物が少ない。

pkobe90

実際にここの水を汲んで有機物の含有量を検査してみます。

pkobe91

やはり、もっとも良いランクでした。

pkobe92

 ロシア人船長も「神戸の水が最高だ」と証言しています。

pkobe93

神戸の水:
ミネラル(カルシウムやマグネシウム)を含む度合い「硬度」が1ℓあたり30㎎の軟水(120㎎/ℓ以上が硬水)

pkobe94

ミネラルの量で水の味が変わるのか?
紅茶で実験してみます。

pkobe95

硬度300の水でたてた紅茶と神戸の水(硬度30)でたてた紅茶を飲み比べ。

pkobe96

神戸の水の方は紅茶の香りが立つ。
味も良い。

pkobe97
 
硬度300はくどい。

pkobe98

神戸の水が不純物やミネラルが少ないのは、六甲山の急峻さのおかげ。

pkobe99
 
川の流れが速く、水に有機物やミネラルが溶け込みにくいのです。 

pkobe100
 
さらにこの水は明治時代に作られた驚きの仕組みに守られています。

pkobe101

 雨が降って川が増水すると土砂が運ばれ水が濁ってしまいます。

pkobe102

1908年に作られた分水堰堤
 普段は手前の石の構造物で水はせき止められ、左側のゲートから貯水池に水が流れます。
 
pkobe103

川が増水した時にはゲートが閉められ、濁った水は石の構造物を乗り越えて別の水路に流れてゆきます。

pkobe105
 
濁った水を絶対に貯水池に入れない仕組みです。

pkobe106

まとめ
六甲山地が斜めに横たわり、風がさえぎられている
明石海峡の潮流が砂を運んで砂嘴を作った
水が良い
森田「すべてはロッコウサンのおかげ」

pkobe107
 
エンデイング♪

pkobe109

おまけ
展望台に向かう途中にある日本で神戸にしかないカーレーター。

pkobe110

「乗り心地の悪さ」維持しているw

pkobe111
 
ガタゴト揺れる。

pkobe112
 
でも、ロープウェイよりは安心w

pkobe113

次回(2月25日)は神戸の街です。

pkobe115