今回の新3大はかつてのブームは去ったものの、今なお各地で独自の進化を遂げている背脂ラーメンです。



背脂とは、豚の背中から肩にかけてついた脂肪。



この背脂を煮込んでザルで掬い、ラーメンに振りかけたのが背脂チャッチャ系ラーメン。



背脂の甘みがスープにこくをもたらします。



しかし、近年のヘルシー志向によって、背脂ブームは下火に。



それでも根強いファンに支持されて、密かに進化を遂げて生き残る背脂ラーメンがあります。
今回の有識者は、ご存じラーメン王の石神秀幸さんです。



①　新潟県・三条市　らーめん潤

三条市は背脂ラーメン発祥の地。
町のラーメン屋さんの4割は背脂ラーメンを出しています。
出前の際スープが冷めないように背脂を浮かべたのが始まりだそうです。
 


こちらが平成5年創業らーめん潤。


 
店内では小さい子供からお年寄りまで背脂ラーメンに夢中。



まず進化前の背脂ラーメンを作ってもらいます。



 中華そば（700円）完成。


 
進化した背脂ラーメンは岩海苔をたっぷりトッピング。
のり中華（880円）。


 
スープに溶ける岩海苔が背脂のくどさをマイルドにして食べやすくします。



東京のデパートで新潟フェアをやったときに、店主はご当地食材である岩海苔を使うことを思いついたそうです。



背脂の量は調整可。
「鬼脂」は普通の10倍の背脂ｗ



 ②　東京都・品川区　平太周

そのラーメンはギトギト背脂まみれ。
「あるラーメンの形」に背脂をプラスしたもの。



五反田駅から徒歩5分。
平太周のオーナーは、背脂ラーメンの名店「土佐っ子」で修行していました。


 
店内の壁には背脂が似合うプロレスラーのサインが飾られています。 


 
まずは進化前の定番背脂ラーメンを作ってもらいます。
背脂の豪雨ｗ



背脂を麺にからませてから、豚骨スープ投入。