ロケ地秋葉原。
最近はデカ盛りの店が流行っているというお話。

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ゲストは、近田春夫さん、ライムスター宇田丸さん、竹山隆範さん。

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今回は音楽以外のレコードの名盤を試聴する企画です。
場所はJBLなどで知られる世界的オーディオメーカー、ハーマンの視聴室。 

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当然音質は最高です。
ちなみに下4点のトータル、11167200円ですw

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 輝かない!ニッポンレコード大会開催。

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大会委員長は、高円寺で”円盤”を経営する田口さん。
円盤はレコードショップ、イベントスペース、喫茶店が一体になった店舗。
田口さんは特殊レコード(音楽以外のレコード)のコレクターです。

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昔は特殊レコードはレコード屋さんでたくさん販売されていて、タモリさんのレコードも特殊レコードのジャンルに分類されていたそうです。
本人は不思議がっていましたが、全然不思議ではないと思うw

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ニッポンレコード大会、プライベート賞発表。
こちらは、個人(団体)がプライベートプレスで作ったレコードに贈られる賞です。
 
「絹糸 心と心 1954~61」

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アメリカで日本文化の学校を開いていたダイアナさんが制作したレコード。
年賀状として日本の関係者に送ったものだそうです。 

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贈られた際の封筒ごと古道具屋で購入したそうです。
年賀状なので、4年分入手しています。

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 早速視聴。

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英語と日本語の挨拶に始まり、三味線の演奏、歌と盛りだくさん。
ダイアナさんはお金持ちのマダムだったのでしょうか。

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田口さんはこのレコードを1枚100円で買ったそう。
タモリ「昔は古道具屋に個人の写真アルバムなんか平気であった」
竹山「誰が買うんですか、それ」
田口「ボク、買います」w 
ちょっとわかります。
古いアルバムって、結構面白い。

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続いてプライベート賞二つ目。

「都立石神井高校卒業記念盤 1982年制作」。 
82年卒業ということは、現在51歳ぐらい?
 
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こういう学校卒業記念のレコードは非常に数が多いそうです。
学校関係専門のプレス業者が何社もあったそう。

このレコードには定番の校歌や応援歌だけでなく、名物先生の校内放送や近所の駄菓子屋のおじさんのご挨拶も収録されています。

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石木先生の校内放送を聴く。
謹厳実直そうな先生が伝達事項を話しているだけなのに、なぜかバカ受け。
石神井高校の校章は、梅のつぼみがデザインされているそうですw

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続いて、ノダヤのオジサンからご挨拶。

原稿棒読みw

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時間が余ったので、歌をサービス。
南国土佐を後にして~♪

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 次は実用賞部門。

受賞レコードは、「ことばと気持ちの表現 1966年発売」 

話し方のハウツー物も結構多かったそうです。
研修用などに使われたそうです。
 
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受付の応対。
良い受付嬢と悪い受付嬢。
古い映画を聴いているような感じです。

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悪い受付嬢にグッと来てしまった宇田丸w

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続いても実用賞。

受賞レコード「うぐいす/めじろ 1976年発売」 。

自分が飼っている鳥にヒナの頃から聞かせて、鳴き方を覚えさせるのだそう。
小鳥用学習教材。

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鶯界の至宝、名鳥”千代の鶯”の鳴き声です。

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名鳥の美声に一同感心。

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続いて生録賞。

生録賞受賞作は「激録!!やまぐち号 1976年発売」。

SL(蒸気機関車)やまぐち号の録音レコード。

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録音風景をそのままジャケットに使っています。

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セミの鳴き声。
遠くから機関車の音が近づいてきます。

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再生開始から1分、SLがマイクの前を通過。 
機関車の轟音が鳴り響きます。

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迫力ある臨場感に思わず拍手。

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実は田口さんはポータブルレコードプレイヤーのコレクターでもあります。

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そこで、各時代を代表するポータブルレコードプレイヤー4種を聴き比べ。

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まずは、1960年代製 東芝リズミーGP-25。
真空管式です。
宇田丸「最近だと、聴かない感じの…」
近田「音聴いてて楽しいですよね」

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次も1960年代製 TAKTTP-33。
トランジスタ式。
近田「若干腰が弱いのかな、こっちは」
宇田丸「薄っぺらいですね」

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1970年代製のナショナルSF-321。
小さいながらも太い音が特徴。

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1990年代のコロンビア製GP-3。
バランスの良いサウンド。 

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音の味わいでは、60年代の真空管式が他を圧倒、という評価でした。

ニッポンレコード大会に戻り、企画賞発表。
企画賞受賞は1978年発売のこのレコード。

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何本もの溝が平行して切ってあるため、どの溝が再生されるかわからないレコードです。
つまり、針を落としても何が再生されるかわからない。 

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八星占術マリー・オリギンさんの占いを収録してあります。
マリー・オリギン…懐かしい。
昔雑誌やスポーツ紙の占い欄で活躍していた人。

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占いのお告げを聴く一同。
何パターンあるのでしょう?

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いよいよ最後、ピンク賞の発表です。

かつて、スポーツ紙の3行広告や大人のおもちゃ屋でお色気レコードが販売されていました。

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タイトルは寝台車。

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女「ねえ、あなた…今晩は上がいい?それとも…下?」

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結局、寝台車の話だったというオチ。 
タイトルでオチが見えてました。
昭和の深夜ラジオで聞くような小噺。

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 もうちょっとイイのなかったの?w
 
レコードと暮らし
田口史人
夏葉社
2015-09-18