模型にハマる女子、モケジョの話で始まり、

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強引に官能小説の話へ。 
ゲストは、みうらじゅんさん、玉袋筋太郎さん。

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そして、乾貴美子さん。
”下ネタに耐性があるため、タモリ倶楽部では下ネタ企画に呼ばれることが多い”、とWIKIに書いてありましたw

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こちらが官能小説を1万冊読んだ永田守弘先生(82)。

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官能小説関連の本もたくさん出しているこの分野の大家です。

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先生によると、「淫心」を掻き立てるのが良い官能小説。 
濡れ場シーンはだいたい斜め読みだそうです。

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なぜなら、濡れ場はやることは同じだから。
AVでも、そこに至るまでの経緯や状況は大事。

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みうらさんはキオスクで官能小説を買って、新幹線で読むそう。
女性乗務員が切符の確認に来ないか、ドキドキしながら読むのが好きw、 

ここからは日本の官能小説の歴史を振り返ります。

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まずは、戦後まもなくに起きた”「四畳半襖の下張り」摘発”。

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永井荷風が書いたとされるこの小説は、内容が卑猥なために出版社が摘発されました。

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永田「文体が擬古文なので、僕らが読んでも股間には響かない」w

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実際に乾さんに朗読してもらいました。

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やはりピンと来ないようで、注目されたのは「いきます、いきます」の箇所のみ。
坂上二郎さんは「飛びます、飛びます」w

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1945~1950年代は、カストリ雑誌と呼ばれる大衆向け娯楽雑誌がブームに。

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SM小説の大家、団鬼六も代表作「花と蛇」をカストリ雑誌に連載していました。

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1960年代になると、ポルノ御三家が登場。
子供の頃でしたが、川上宗薫先生と宇能鴻一郎先生がすごい売れっ子だったことは覚えてます。

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川上先生は作中の女性がコトの最中によく失神するので「失神派」と呼ばれたそう。

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永田「私は一回ぐらいしかそういうこと(失神)は…」
あるんかい!

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川上先生の作品を朗読。

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川上作品では女性器を「構造」と表現します。

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次は宇能鴻一郎先生の作品を朗読。

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 なぜか男性が読むことになる。

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森繁風に読むタモリさん。

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 ここで、女性器の比喩表現について勉強します。

女性器表現の主要5派。

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玉袋「魚貝派っていうのは、青葉みたいな、ラーメンでいうと」w
正確には、青葉は魚貝派と動物派のミックスです。
 
植物派の表現。

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みうら「マンゴーって、もう直接派でしょ」w

魚貝派。

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タモリ「カツオの血合いって…」w

 動物派。

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みうら「トサカっていうのは、ビラの方でしょうね」 
玉袋「コテージみたい」
タモリ「ヴィラ阿佐ヶ谷」w

陸地派。

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タモリ「小っちゃな扇状地をさかのぼる」
ブラタモリw

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南里征典先生は、独特な比喩表現を多用しました。

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 インド鮪のトロ場を唇と舌でかまいたて…

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なぜ本マグロじゃなかったのか、気になるところですw

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1970年代にはサクセスものが人気に。

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サクセスもの代表的な作家、豊田行二先生。

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「野望課長」を朗読。
欲棒、出没運動、リキッドなど、インパクトのある表現が特徴的。

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同じく70年代に女流官能小説家、丸茂ジュン先生デビュー。

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女性ならではの”子宮感覚”が作品の特徴です。

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乾「ズン、ズン、と突き上げられると…」
みうら「あと2回ズンやられたら、ズンドコ節」w 

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 80年代は官能小説の文庫大革命が起きます。
1985年、「フランス書院文庫」と「マドンナメイト文庫」が登場。

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これにより官能小説はより身近なものになりました。

さらに80年代は睦月影郎先生がデビュー。
現代の官能小説界を代表する作家です。

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 「変態こそが人間の正しい姿」が持論。
タモリ「私と同じこと言ってる」w

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乾「僕も姉ちゃんに食べられたい」

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乾「最後は姉ちゃんのウンコになるの…」

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突き詰めたエロス。 
最後はメスの体の一部になってしまう、オスのチョウチンアンコウを思い出しました。

 今回は時間切れでここまで。

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最後に永田先生による、官能小説作法10か条。

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いろいろありますが大事なのは、「書くならかくな、かいたら書くな」w

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