先週の投網の回に引き続き、学校らしき場所。
テロップの説明によると、元小学校の廃校(池袋界隈)だそうです。
 
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ゲストは、渡辺祐さん、大宮エリーさん、アンジャッシュ児嶋さん。

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絶滅した文房具を紹介するのは古文房具コレクターのたいみちさん。

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たいみちさんのコレクションは数千点にのぼるそうです。
たいみちさんのブログはコチラ⇒たいみちねえさんズコレクション

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最初の絶滅文房具はこちら。
中央にある刃がヒント。

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 正解は、鉛筆削り(推定 大正~昭和初期)
使い方は鰹節削り器と同じ。 
鰹節削り器、今のコは知らないか…。


 
早速、鉛筆を削ってみます。
鉛筆もアンティーク。
スズキ鉛筆だけに鱸(すずき)のロゴ。

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真剣に削るタモリさん。

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削りカスは下の蓋を開けて出すのも、鰹節削り器と一緒です。

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続いても鉛筆削り。
バリカン式鉛筆削り器(大正9年に特許申請)。

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鉛筆を穴に突っこみ、尖った刃の部分で削る。

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すごく削りにくそうでした。
これなら、当時の主流鉛筆削り、肥後の守は安泰だったでしょう。



 次は明治時代に日本に輸入されたホッチキス。

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アメリカE・H・HOTCHKISS社製のホチキス(明治時代)
ホッチキス(ホチキス)は社名、英語ではステープラー。
 
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針がゴツイ。
このムカデのような針を針ホルダーに差し込んで使う。

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 性能チェック。

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武骨に存在感を主張する針。

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裏側はこんな感じ。

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32枚まで留められました。

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次もホッチキス。

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ワイヤー式ホチキス(大正時代)。

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巻いてある針金(ワイヤー)を切って針を作って、留めるという仕掛け。
 
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現在のホッチキスに近い仕上がり。

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内部は凄く複雑そう。

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針詰まりが多発したので、結局普及することはなかったのだそうです。

 
次はたいみちさん自慢の消しゴムコレクションの紹介。
3000~4000ぐらいあるそうです。

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ヒノデワシSE7(昭和43年~平成13年まで販売)

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日の出向鳥印野球ゴム。
選手名は書いていないが、所属チーム、背番号、ポジション、特色などが書かれてある「私は誰でしょう」消しゴム。

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写真の選手は南海ホークス、背番号2、捕手。
この条件ではドカベンこと香川選手が有名ですが、出身校(横浜専門)が違います。
ググったところ、終戦直後(1946)から1958までプロ野球で活躍した筒井敬三選手のようです。
1946~1955まで南海ホークスに所属し、背番号2(1946~1951)の横浜専門出身の捕手。
1959年東映フライヤーズの寮で発生したガス漏れ事故で34歳の若さで事故死しました。
 
タイプライター用の消しゴム。

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タイプライターの1行分の厚みになっています。

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さらに100年以上前のものと思われるヨーロッパの消しゴム。
 
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リップスティック型の消しゴム。

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ケースから飛び出す消しゴム。

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消しゴムの皮ケース。

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次の絶滅文房具は、ブロッター。
万年筆の乾いていないインクを吸い取る道具だそうです。

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タモリさんは使い方を知っていました。

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専用の吸い取り紙をブロッターにセットします。

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インクで書いた字の上に押し付けると、余分なインクが吸い取られて字が滲みません。

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さらにインク消し。
これは見たことあります(現在も販売中)。

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青インクを消す場合、赤液→白液の順につけます。
赤インクを消す場合、白液→赤液の順につけます。

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 綺麗に消えました。

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続いては墨汁の素。
ぺんてるの前身「堀江文海堂」の商品。

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墨汁の素を熱湯で溶いて使います。

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こんな感じ。

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次の絶滅文房具はコレ。

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三越謹製。
スポンジと書いてあるようです。

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やはりスポンジが出てきました。
何に使うのか?

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正解は切手貼り用の携帯スポンジ(大正3年に特許申請・三越呉服店で販売)
スポンジに水を含ませて使います。

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三越のお客様は切手を舐めるような下品なことはしない、と考えたらしい…。
そう言えば郵便局に濡れたスポンジ置いてありますね。

最後はボールペンくじ(推定昭和30年代)。

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貴重なくじをついに使います。 

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 1~18はボールペン。
19~80は鉛筆か色鉛筆。

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大宮エリーさん、ボールペンゲット。

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