この直球な邦題もう少し何とかならなかったのかと思いますが、映画の内容をズバリ言い表してはいます。
原題は”Medianeras”
境界壁という意味だそうです。
確かにこの映画は、壁が一つのキーになっています。

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① ヨーロッパ映画に抵抗はない(ブエノスアイレスはヨーロッパではありませんが、映画のテイストはヨーロッパ調)
② ストーリーが平坦でも大丈夫
③ 孤独感な都市生活者である
④ 不眠症気味
⑤ 心療内科もしくは精神科に通院したことがある 
⑥ 建築に興味がある
⑦ パソコンの前にいる時間が長い  
⑧ 最近失恋した
⑨ 恋がしたい

 以上の項目で、あてはまるものが3つ以上あればこの映画はおススメです。

この映画は一言で言えば、ボーイミーツガールの物語です。

ただ、肝心の恋愛部分は割とあっさりえがかれています。

二人の男女がそれぞれ出会うまでの孤独な生活ぶりが、面白いというか共感できます。

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地球の裏側でも、同じ人間、都市生活者が考えることや悩むことにはそう大差がないように思えます。

日本マーケットを意識しているのか、アルゼンチンに日本文化が浸透しているのかよく解りませんが、映画の中では純国産のものが二つ出てきました。
まだご覧になってない方は捜してみてください。

恋愛映画は普段見ることはないのですが、そんなオジサンでも十分楽しめた映画でした。

 
ブエノスアイレス [DVD]
レスリー・チャン
KADOKAWA / 角川書店
2014-11-28






ブエノスアイレス食堂 (エクス・リブリス)
カルロス バルマセーダ
白水社
2011-10-08