Halohalo online

ブログ再開しました。 以前ほど頻繁に更新できないかもしれませんが、ぼちぼちやっていきます。

タグ:LGBT

最近朝ドラの「とと姉ちゃん」で気になったのが、「非常事態」と「ぽあそんあらあめりかん」。

「非常事態」は7月27日放送分に登場した雑誌のタイトルです。
戦後雨後の筍のようにたくさんの雑誌が発刊されたのですが、時が経つにつれどんどん自然淘汰されていった。
そんな状況を説明するために廃刊の運命をたどる何冊かの雑誌のうちの一つとして登場したのが、「非常事態」です。

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放送上ではほんの一瞬しか登場しないのですが、よくみると表紙がかなり刺激的です。
女装した背の高い男性が男性を抱擁しているBL風イラスト。

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NHKも細かいところで攻めていますw
ちょっと前だったら、NHK的にこの雑誌は考えられない。
LGBT(性的マイノリティ)が一般に認識されるようになり、時代が変わりつつあることを実感しました。

電通ダイバーシティ・ラボの調査によると、LGBTの割合は全体の7.6%。
AB型、左利きの割合とほぼ同じだそうです(ちなみに私は左利き)。
当時の同性愛に対する社会的な圧力は今よりずっとあったと思いますが、カミングアウトしないだけで割合自体が大きく変化することはないのではないでしょうか。
ですから同性愛者をターゲットにした雑誌が存在したことはまったく不思議ではありません。

これからもNHKにはどんどん攻めてほしいですね。

それから、8月2日放送分に登場した「ぽあそん・あ・ら・あめりかん」。

これは「あなたの暮らし」の広告主である料理学校のオーナー袴田の知人(袴田にとって融資をしてもらっている大事な人)の奥様が考案した創作料理。
この創作料理を掲載するしないで、常子たちは岐路に立たされてしまうわけですが、それはひとまず置いておいて、この「ぽあそん・あ・ら・あめりかん」がおいしそう。

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なんでも鯛やエビをパイ包みにした手の込んだ料理だそうですから、まずいわけがない。

ネット上では常子たちがこの料理に一口も手をつけずに去っていったことに非難ごうごうのようです。
確かに不自然ですが、あえて擁護すれば、こんな高級食材を使った料理はおいしいのはわかっている。
問題はうまいまずいではなく、到底庶民向けとは言えない金も時間も手間もかかるこの料理を広告主の頼みとはいえ記事にしても良いのかということだと思います。

朝ドラに出演している俳優さんたちによるとNHKの”消えもの”(撮影に使う食事)はすごくおいしいそうです。
あの手つかずの「ぽあそん・あ・ら・あめりかん」はどうなったのでしょう。

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私は魚のパイ包みは食べたことがありませんが、西洋では割とポピュラーなメニューのようです。
ジブリの「魔女の宅急便」にもニシンのパイが登場しました。
これは実在するイギリス料理だそうです。

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実物はこんな感じ。
さすがイギリスですw

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8月3日は美子(杉咲花)と谷(山口智充)とがなにやら密談をするようです。

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ご存知の方は多いと思いますが、この二人は回鍋肉の合わせ調味料のCMで親子役として共演しています。
このシリーズCMは今もバリバリ放映中。
谷「美子くんとは前世…いや来世で縁があるような気がする」、ぐらいの遊びを期待してますw

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土曜の朝、何気にNHKを見ていたらLGBTについて特集をしていました。
LGBT、ご存知でしたか?

LGBTはレズビアン(女性に惹かれる女性)、ゲイ(男性に惹かれる男性)、バイ・セクシャル(両性愛者)、トランスジェンダー(性同一性障害)の頭文字を取ったセクシャル・マイノリティ(性的少数者)の総称です。

街頭インタビューで「セクシャル・マイノリティの人は何人に一人ぐらいだと思いますか?」という質問をしていました。
何人に一人だと思いますか?
街の人たちは1000人に一人、とか500人に一人と答えてました。
正解は、驚くなかれ20人に一人なんだそうです。
(2015年電通ダイバーシティ・ラボの調査では7.6%がLGBT)

ということは学校のクラスに一人や二人いてもまったく不思議ではないことになります。
テレビをつければいわゆるオネエ系のタレントを見ない日はないくらいですが、ああやって世間に公表(カミングアウト)をしている人はまだまだ少数なんだそうです。

考えてみると、私も若い頃はそういった同性が好きな人たちが集まる場所に知らずに入りこんでしまい、いわゆる組合の方々に遭遇することはしばしばありました。

また職場でも思い当たることがなかったわけではりません。

私が若い頃埼玉で塾の先生をしていた時に、自分のことを女子だと思っている(ふしのある)男の子が一人いました。
こういう子はイジメのかっこうの対象になります。
当時のコたちはバカなので陰湿ではないので、わかりやすく目の前でイジメてくれるので私もわかりやすく鉄拳で説得してイジメをやめさせました。
ただ、そういう女子的な男子に男らしくしろと指導するのが正解なのかがわからず、困った顔で彼を見ていた記憶があります。
まあ、塾の先生なので、彼のフェミニンな振る舞いについてまで口を出すことは業務外と判断してほっといたような気がします。

コンピューター・ソフトウエアの会社でサラリーマンをやっていた時、私は何かの件で直属の部長とお話をしていました。
昼休みのオフィスで他に人はいませんでした。
その時何の脈絡もなく、デスクの上に置かれていた私の手の上に部長が自分の手のひらをピトッと重ねました。
私は部長の意図を解しかね、非常に困惑しました。
自分の手の上に置かれた部長の手を振り払うのも失礼な気がし、手と手を重ねたまま私は部長と仕事のお話を続けていました。
部長は口ひげをたくわえたインテリ風の人で、私がその会社を辞めて何年も経ってからNHKの教育テレビで部長のお姿を拝見しました。
部長は現代詩の解説をされていました。
部長は脱サラして文芸評論家になり、どうもその世界では権威の人になられたようです。

この件は未だグレイゾーンで迷宮入りですが、同性へのセクハラ問題はとてもややこしい事になるような気がしました。

人間は脳を発達させてきた結果、プログラムが複雑化しているような気がします。
特に性的対象の分野では脳の回路は多様性を持っているようです。

自分の性についても、実は境界線はあいまいなのではないかと思っています。
特に男が男らしくふるまうのは後天的な教育の結果によるところが大きいような気がします。

私は大学生の時、運動部の合宿で女子マネージャーの服を着て、メイクしてもらったことがあります。
自分ではイケていると思ったのですが、首と腕が異様に太いので同期から「オバサンみたい」と言われました。
心底がっかりして、それから女装はしていません。
もしあの時キレイと言われていたら、その後も女装は趣味として続けていたかもしれません。

男子には女子は可愛らしく優しいものというイメージがインプットされていますし、女子もその期待に応えるべく普段はそのように振る舞ってくれますが、女子が女を捨てて本気で怒るとかなり怖いです。
見てはいけないものを見てしまった怖さがあります。

つまるところ、本来人間には多様性があるのは極めて自然なことだと私は思います。




















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