今朝生ごみを出しに行って、そのついでチョッチョッと家の前を掃いたら、三か所蚊に刺されました。
 
洗濯ものを干したり取り込んだりするときは、ジャージ履いてヨットパーカのフードを被って完全武装します。
クソ暑いけど、後で痒くなるよりはマシです。

 蚊に悩まされる今日この頃、耳寄りなニュースを目にしました。

イギリスのバイオテクノロジー企業が遺伝子組み換え技術を使い、デング熱を媒介する蚊を絶滅させる研究を進めているというものです。 

デング熱は熱帯地方ではとてもポピュラーな感染症で、都市化や地球温暖化などにより近年患者が急増しているそうです。
 
そして、この蚊の殲滅作戦はこうです。
致死遺伝子を組み込んだオスの蚊を放ちます。
彼らが野生のメスと交配しても生まれてくる子供は成虫になる前に死んでしまうのだそうです。
大量の遺伝子組み換え蚊を自然界に放つことにより、蚊の少子高齢化が一挙に進むというわけです。

う~ん。
とても賢いことをやっている気がする一方、とても非人道的なことをやっているような気もします。
人間のエゴまる出しの行為ですが、これでデング熱がなくなるのなら…。
難しいところですね。

もしこの方法が広まって、日本の夏にも蚊がいなくなったらやっぱり素直にうれしい。
でも、蚊取り線香や殺虫剤作っている企業が、受精しなくても卵を産む遺伝子組み換えメス蚊を開発したりして…。

katori
 ひそかにブームのアロマ蚊取り線香

話が変わりますが、ここ数週間は猛暑でしたね。
ご指名はないけど、頭から氷水を被りたいぐらいでした。

アイス・バケツ・チャレンジはいかにもジョークが大好きなアメリカ人らしい流行です。

bill

難病ALSの認知が高まるなら結構なことだと思っていましたが、先日テレビで横一列に並んでノー天気に氷水を被る有名人たちと、その後ろで車椅子に座ったALSの患者さんの無表情な顔を見た時、その彼我の差の大きさに気づかされ、人生は残酷だと思いました。

こういうことはやっぱり楽しんではいけないのじゃないか…、と思うのは日本人の感覚なのでしょうか。