「月曜の夜ふかし」はマツコ・デラックスさんと関ジャ二の村上信五さんが司会をするバラエティ番組です。

地方、団体、個人など様々な題材を取り上げますが、簡単に言えばすべての題材をおちょくり、小バカにします。

 関係ない視聴者にはとても面白いのですが、ネタにされる当事者たちの反応は一様ではないようです。
現に某大使館には「人をバカにして笑いものにする番組ですよね (よく見てる!)」と言われて取材を拒否され、一度は取材を受け入れた埼玉のしらこばと水上公園にも「イメージダウンにつながる恐れがありますので…」と二度目は取材を断られています。

もっともなことだと思います(笑)。

そんな中、今回は西日本問題を取り上げていました。

まず最初は東京、大阪に続く第3の都市は福岡だと思いこんでいる博多っ子の鼻をへし折ります。

名古屋と比較して、人口、経済規模で劣っていると知らされても平然としていた博多っ子たちですが、スタバの数でも負けていると知って意気消沈し、初めて敗北を認めました。

私は人生で2回ぐらいしかスタバに行ったことがないのですが、スタバってすごいんですね…。

そんなスタバが全国で唯一1店舗もないのが鳥取県ですが、そんな鳥取にもついにスタバが店舗を出すという話があります。
私もどこかでその話を耳にしたことがあります。
喜ぶ鳥取県民がいる一方で、逆にスタバがないことが自慢なので、店舗ができるのは困るという声も少なくありません。

ところが、番組がスタバに直接問い合わせたところ、それは噂に過ぎず、会社としては鳥取に店舗を出す予定は今のところない、という回答が返ってきました。

この情報を掴んだ番組スタッフは早速鳥取に飛び、鳥取に店舗が出るという話はガセ(嘘)であるという事実を鳥取県民に教えてあげます。

真実を知った時の鳥取県民の複雑な表情を見て、一般視聴者はニヤニヤします。
底意地の悪い番組です。

このイジワル番組の取材を断る人たちもいれば、逆に取材してほしいという人もいます。

ということで、今回は岐阜県の住民から地味な岐阜を盛り上げてほしいという依頼があり、岐阜県を取り上げていました。

確かに岐阜県は地味な県です。

岐阜と言われて何を思い浮かべますか?

私は長良川の鵜飼いぐらいしか出てきません。
あと、野口五郎?
それくらいです。

若い頃、出張で1週間ぐらい岐阜に滞在したことがありますが、かの地の人は何となくおっとりしています。
隣の名古屋はアクが強いイメージがありますが、ガツガツしないゆったりとした空気感が岐阜の良さだと思います。
東京のスレた番組にネタにされるのはかわいそうな気がします。
岐阜は今のままでいいと思います。

西日本問題のほか、季節柄か由比ヶ浜のビーチを3週にわたって取材していました。

昔、会社の元サーファーの後輩が「ビーチにずっといるとどんどんバカになっていくんスよ」と言っていたのを思い出しました。

由比ヶ浜にいたマッチョの川柳、「おっぱいを もみたい吸いたい しゃぶりたい」。
この5・7・5と本能だけで構成された作品は秀逸です。
太陽に当たりすぎると、思考を司る前頭葉の脳ミソがカラッカラになってしまうことがよくわかります。

下手をするとイヤらしい番組になりかねないところを、ギリギリ人類のマツコさんとギリギリジャニーズの村上くん(本人たち談)の二人が絶妙なさじ加減でギリギリのバランスを取っています。

matuko nonen
 能年ちゃんの出た回も面白かった…