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ブログ再開しました。 以前ほど頻繁に更新できないかもしれませんが、ぼちぼちやっていきます。

タグ:荒木智

③ 昭和の終わりに

この作品は、荒木さんが小さな頃に見た風景がモチーフになっているそうです。
荒木さんが子供心に”寂しさ”を感じた場所です。

晩秋の野原にうち捨てられた昭和の車たち。

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足踏みミシン。
ウチにもあった…。

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電器店の営業車。

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オート三輪。
子供の頃、酒屋のオジサンに荷台に乗せてもらいました。

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主役はバキュームカー。
荒木さんが一番作りたかった一点。

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汚し方にもこだわりがあり、ボロボロの廃車にはしたくなかったそうです。
時間の経過とともに、徐々に朽ちていく感じにしたかった、とのこと。

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感動のあまり、目を赤くするマツコ。

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 最後にご本人登場。

マツコさんはマジで作品製作を依頼していました。
マツコさんにはマツコさんの”再現したい心象風景”があるようです。

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タモリ倶楽部でも昨年ジオラマを特集していました→タモリ倶楽部 10月31日放送~ジオラマ作家の世界

 

















日本のジオラマは、玩具メーカーのタミヤが発売した模型(戦車など)に背景をつけてリアティを出すことから始まったそうです。
そう言えば、子供の頃やりました。
プラモデルの戦車にパテを塗って、弾痕をつけたりしました。 

今回は”汚しの天才”と言われる荒木智さんの作品の紹介です。
”汚し”とは作品にキズ・サビなどを再現して、よりリアリティを出すことです。 

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① 「GOTHAM CITY」 

GOTHAM CITY(ゴッサムシティ)はバットマンシリーズに登場する架空の街。
街の退廃っぷりがこのジオラマ作品の見所です。 

荒れ果てた街…。

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ゴミ置き場もリアル。

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ゴッサムシティに進撃の巨人!?

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奥様の美香さんも、夜な夜なジオラマ作りをお手伝いしているそうです。

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② 港の片隅で

次は偶然見つけたネット画像を元に、作家の妄想(想像力)で肉づけして完成させた作品です。
妄想をいかに形にするかが、ジオラマの醍醐味なのだそうです。

消波ブロック。

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朽ちた漁船と軽トラック。

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発泡スチロールの箱に溜まった汚水。

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軽トラの中には、色あせた雑誌(ポストとプレイボーイ)とタバコ(ハイライト)。
妄想Maxです。

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船は紙でできています。
朽ちた質感を出すためには、木では繊維が大きすぎるのだそうです。

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タモリ倶楽部でも昨年ジオラマを特集していました→タモリ倶楽部 10月31日放送~ジオラマ作家の世界










よくわかるジオラマ趣味 (NEKO MOOK)
ネコ・パブリッシング
2014-05-29


マイナーワールドをゆる~く低予算ロケで紹介するタモリ倶楽部ですが、今回はジオラマ作家の世界を取り上げていました。

ゲストはオードリーの二人と俳優の鈴木浩介さん。
ジオラマ作家は、山本高樹さん、石川博康さん、荒木智さんの3名です。

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最初に紹介されたのは山本高樹さん。
NHKの連ドラ「梅ちゃん先生」のオープニングで登場するジオラマを製作した人です。

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ドラマで使われたジオラマです。 
白衣姿の梅ちゃん先生が橋を歩いていますね。

今回はタモリ倶楽部ということでテーマは「昭和のエロス」 。

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行水中の女性を少年が覗いているところ…。
行水はさすがにサザエさんの漫画でぐらいしか見たことありませんが、この板の塀は昔よくありました。
大和塀というのだそうですが、今はあまり見かけませんね。
ガッチャンコの井戸も懐かしい。

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ストリップ劇場外観。
裏に回ると…。

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中では様々なドラマが繰り広げられています。

次の作家は石川康博さん。
テーマは「夜景」。

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電車の灯りが田んぼに反射する風景です。
石川さんの作品は抒情的で幻想的なのですが、撮影する時の照明やアングルの加減が難しそうです。 

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番組では紹介されていませんでしたが、これも石川さんの作品「雨上がりの喫茶店」。
濡れた地面に光がきれいに反射しています。 

最後は荒木智さん。
前のお二人よりもぐっと若い作家さんです。
テーマは「朽ちた世界」。

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北海道東部沿岸に打ち捨てられた廃船。
細部までリアルに作りこまれています。

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ゴッサムシティのホームレス。
掛けてあるタオルはタモリ倶楽部の賞品のヤツww

それぞれ作風が違うので見ていて飽きません。
不器用で根気がない自分では無理でしょうが、自分だけの世界を作り上げるジオラマ、とても魅力的です。

* 怒り新党 2015 2月4日放送 新3大 ジオラマ作家荒木智の汚し方




よくわかるジオラマ趣味 (NEKO MOOK)
ネコ・パブリッシング
2014-05-29













 

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