人付き合いにも様々な形があります。
たいていの場合、人は相手に多かれ少なかれ好意を持ち、その人と付き合っていれば得をするという打算も持ちつつおつきあいをします。
しょせん人は打算と感情の動物ですが、常にその両者がバランスよく配合されているわけではないところに面白みもあります。
この男(女)とつきあっていると自分がダメになる。
理性で考えればこの人と付き合うべきではないとわかっていても、相手の魅力に溺れてしまう。
そんな危険な交際も人生にはあります。
私の場合、これを食べ物に例えると、アイスクリームです。
こいつとはある程度距離をおいて付き合わないと非常に危ない。
その反対で、本当は好きではない、いやもっとはっきり言えば嫌いと言ってもいいのだが、つきあっているといろいろメリットが大きい交際というのもあります。
大人になると、こういう打算が勝るつきあいというのものが多くなります。
私の場合、これを食べ物で例えるとブロッコリーです。
正直ブロッコリーを好んで食べてはいません。
食べられないほど嫌いではありませんが、決して旨いものではありません。
特に口の中でいっぱいになるあのモソモソとした食感…。
野菜のくせにけっこう存在感を主張してくるのです。
前置きが長くなってしいましたが、それでも私がブロッコリーをいただくのはとても体にいいからです。
ビタミン、食物繊維、ミネラル類が豊富な超実戦派野菜です。
ペラッペラッのレタスとはモノが違います(こっちの方がおいしいけどね)。
ブロッコリーは人当たりは決して良くないけど、実に頼もしいヤツです。
しかも、ブロッコリーには抗ガン作用がある成分が含まれていることが最近着目されています。
ガン化している細胞を正常な細胞に修復することすらできるらしいです。
しかし、ブロッコリーを茹でたり電子レンジ加熱してしまうとこの成分はほとんど摂取できないそうです。
(5分以内の蒸し調理はOK ガン予防には蒸しブロッコリー)
加熱してもさほどうまくないブロッコリーは生で食べるとかなり厳しいです。
一度小さめの一房を生で口に放り込んだことがありますが、飲み下すのが大変でした。
でもせっかくのありがたい成分をできれば無駄なく頂きたい。
スムージーとかジュースにして、リンゴやバナナと混ぜてしまえば問題は解決するのでしょうが、あいにくウチにはジューサーはありません(買ったことはあるが、3ヶ月で飽きて棚にしまわれ、何かの折にリサイクルショップに叩き売った)。
で、ブロッコリーのサラダに挑戦してみました。
ウチにはドレッシングもないのでドレッシング作りから始めます。
生ブロッコリー5,6房(軸に沿って2~4分割する)
オリーブオイル 大さじ2~3
塩 適宜
レモン果汁 適宜
おろしニンニク 2分の1片
作り方はいたって簡単です。
上の材料で作ったドレッシングをブロッコリーにかけて和えます。
和えたブロッコリーを冷蔵庫に入れて半日程度寝かせます。
コツはオリーブオイルと塩は味のベースになるのでなるべく上等なものを使うこと。
作ったサラダはしばらく寝かせておくこと。
ドレッシングを吸ったブロッコリーはしんなりとして食べやすくなります。
お酒のおつまみにもなる、オトナの味です。
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ブロッコリーはおいしい?
最近ブロッコリーをよく食べます。
実はそんなに好きではなく今まで敬遠していたのですが、ある時ブロッコリーが安かったので買ってみました。
相変わらずモソモソした食感で、味は特になく、はっきり言っておいしくはない。
私は太い茎を握りしめ、包丁で外側の房から切り落としていきます。
だいたい1度で3~4房使います。
軽く茹でてからサラダ、あるいは麺類に入れたりみそ汁の具にしたりします。
食卓にちょっと緑が欲しいというときには、こいつはなかなか便利です。
特にうまくもないこの野菜を食べ続けるようになったのは、便通に良いような気がしたからです。
もともと便秘ではないのですが、一週間もこいつを食べていると何というか、実に理想的な***が生産されます。
「世界一受けたい授業」という番組では便秘解消に役立つ野菜第3位にこいつがランクインしていました。
とにかく栄養面ではとても優秀な野菜のようで、ビタミンCがレモンの2倍、他にもカロチン、ビタミンB1、B2、ミネラル類などを豊富に含んでいるようです。
その上こいつには抗がん作用があることでも知られています。
つまり、ミスター・ブロッコリーは話をしても全然面白くないけど、仕事は抜群にできる外資系の社員といったところでしょうか。
いろいろブロッコリーについて調べてみると、茎の部分も食べよう、ということと栄養吸収の観点から生で食べよう、ということが推奨されています。
しかしウサギではないので、生で茎を齧るわけにはいきません。
試しに、今小ぶりの一房を生で食べてみました。
青臭さとモソモソ感がパワーアップして、飲み下すのに時間がかかりました。
野菜嫌いなコがますます野菜嫌いになること請け合いです(笑)。
アメリカ人にはブロッコリーは親しみ深い野菜で、健康の象徴とされているそうです。
彼らは生のブロッコリーをわしわし食べているそうです。
こうなると、もう食べ物というより、生のサプリという感じですね。
まあ、もうちょっと勉強して新しいブロッコリー料理に挑戦してみようかと思います。
うまくできたらご報告します。
追記:ブロッコリーの茎にチャレンジしました
"名門"ケール一族の系譜