前からちょっと気になっていたので、ネットで見てしまいました。
これを劇場で見た人はかなり変態度が高いと思います(笑)。

まず見る人を選ぶというか、かなり疲れていてこれっぽっちも頭を使いたくないという時に見るとよいかもしれません。
まあ題名がストレートですから、この手のものが嫌いな人は手を出さないと思いますけど。
私は原作は知りませんが、ほぼ小中学生レベルの下ネタ満載ナンセンスギャグ映画です。

主人公の変態仮面の作りこみはかなり良いです。
役者さん(鈴木亮平)の肉体が同性の私が見ても美しく、作品全体をきれいなものにしています。

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最強の敵、ニセ変態仮面もかなり強烈な個性です。
演じている安田顕氏はいろいろなドラマや映画で見かける売れっ子俳優なので、ここまでやって大丈夫かと心配になりましたが、もともとそういう(変態)キャラで注目された役者さんみたいですね。
とにかくその変態っぷりは、本家をはるかにしのいでいました。

yasudaken

惜しむらくは、なんか作りが雑。

他のキャラクターの作りや演出はB級どころか文化祭の自主映画レベルで、なくても良かったんじゃないかと思うほどテキトーです。
唯一、真面目仮面を演じる佐藤次郎氏は個人技で見せ場を作ってました。

とにかく、力を入れている場面と入れてない場面でムラがありすぎました。

スパイダーマン並みのクオリティは求めませんが、こういう映画だからこそ細部まで丁寧に作ってほしかった。

ラスボスとの対決でのヒロインとの絡みは予想通りの展開だったので、満足でした(笑)。


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この作品が認められて、鈴木亮平はNHK朝の連ドラヒロインの恋人役に抜擢(??)
ヒロインの清水富美加ちゃんも朝の連ドラの「まれ」で注目されました。

鈴木亮平 FIRST PHOTO BOOK 鼓動
キネマ旬報社
2014-09-12