肉じゃがって、私はそんなに好きではありません。
あの甘い味が苦手です。
甘い醤油味とじゃがいもは合わないような気がします。
まあ、ネガティブなことを言っても仕方ないので、自分流に肉じゃがをアレンジしてみることにしました。
肉、じゃがいも、人参、玉ねぎはカレーなどでも使うし、この組み合わせは別に悪くないと思います。
だから、味付けを変えればいいのではないか…。
そう思い、塩味の肉じゃがを作ってみることにしました。
塩味にしたほうが、素材の味が引き立つような気がしたのです。
スーパーで牛肉の薄切りのパックを取り上げ、しばし考えて、静かに元に戻しました。
やっぱりギューは高いので鶏肉を使うことにしました。
その代わり、前からちょっと気になっていた塩麹というやつを買ってみました。
家に帰って、さっそく鶏肉と塩麹を和えました。
何もしていないように見えるが、塩麹があえてあります。
ボウルにラップして冷蔵庫に半日入れておきます。
今回は新じゃがを使ったので、電子レンジで熱を通して皮を剥きました。
人参も乱切りにして軽く下茹でしました。
別に下処理しなくとも、じゃがいもは皮を剥いてから生のままつかえばいいし、人参も薄切りにすれば火はすぐ通ります。
要するに、普通の肉じゃがを作る方法と同じで、調味料だけ異なります。
フライパンに油を敷いて、鶏肉を入れます。
焼き目がついたら、野菜を入れて炒めます。
水を150cc加え、沸騰したら蓋をして弱火。
汁気がある方がいいのなら水は多めにします。
最後に味付けです。
塩麹を使っているので、ちょっと味を見てから塩コショウします。
完成です。
そら豆が安かったので、色味で加えました。もはや肉じゃがじゃない?!
実食!
なるほど、塩麹でつけると鶏の臭みが全くなくなり、肉が柔らかです。
オカズにもおつまみにも良い一品になりました。
ちなみに塩味の肉じゃがはアイリッシュ・シチューにとても良く似ているのだそうです(by wikipedia)。
ご飯のおかずなら、塩肉じゃが。
洋皿に盛りつけてビールかワインでもだせば、アイリッシュ・シチュー。
一石二鳥のお料理です。