30代の頃はラーメンの食べ歩きに凝って都内のあちこちに行ってました。

味噌ラーメンや九州ラーメンも大好きでしたが、40を越える頃になると脂が胃にもたれるようになりました。

misoramen
あんなに好きだったミソチャーシューが食べられなくなる日が来る

最終的には割とアッサリめの醤油ラーメンに落ち着きます。
醤油に始まり醤油に終わる、のです。

で、私のベスト3、まずは3位から。

第3位 永福町系大勝軒 梅ヶ丘店

ここの煮干しベースのスープは、日本人のDNAを刺激するうまさです。
実は私は永福町本店に行ったことありません。
梅ヶ丘の支店によくいきました(今もあるが、昔の店と同じ人がやっているかどうかはわかりません)。
ここはおいしい上に値段もリーズナブルでした。
私にとって価格も評価の重要な対象です。
本店の中華麺は一杯1050円。
1000円超えたらもはやラーメンではありません。
デフレ20年の世にラーメン界だけインフレが進んでいたような気がしませんか。

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梅ヶ丘 勝や 中華麺 750円 値段は上がったが大盛りだからギリ許容範囲内


第2位 春木屋 荻窪店

ここの中華そばは800円なので、この点にとても不満はあります。
ですが、東京醤油ラーメンの完成形といっていいくらいの一品でございます。
もし地方から親戚か知り合いが来て東京らしいラーメンを食べたいと言ったら、ここか3位の大勝軒でしょう。
でも高いから、そうそうはいけません。

harukiya

ちなみに荻窪には多くのラーメン店があります。
昔教会通りにアルミのお盆でラーメンを出す庶民的なお店があったのですが、そこも久しぶりに行ったら代替わりしたのか小洒落た店に変わっていてジャズなんか流れてました。
もろ昭和が終わったようで、なんだか寂しかった。

そして、栄えある第1位は…。

喜多方ラーメン 坂内・小法師 練馬中央店

題名が東京ラーメンなのに喜多方かよっ、というお声もあるかもしれませんが、東京にあるからいいんです(ここは川平慈英風にお読みください)。

何より都内のラーメン専門店で600円を切る価格はエライと思います。
半ライス無料のサービスもうれしい。
ラーメンは庶民的な食べ物というオジサンのコンセプトに最も合致しているお店です。

そりゃ前記2店ほど凝った味ではありませんが、十分おいしいしチャーシューも5枚載っている。
夏は和風冷やしラーメンもおいしいよ。

kitakata
喜多方ラーメン 580円

一つだけ難を挙げるとすれば、店名は坂内か小法師、どっちかにせい。