巷で話題になっている「昼顔」を再放送で見てみました。
七夕で、吉瀬美智子さんが北村一輝さんと一線を越えた回です。

このドラマで好きなのは、エンディングで流れる「他人の関係」のサックスです。
不良っぽくて、パワーがあって、 いかにもこれからただならぬことが起こるという予感を感じさせます。

基本的にこのドラマは女性のために作られているので、ストーリー自体にはさほど興味を引かれません。
どうしても一歩引いた眼でドラマを見てしまいます。

舞台が横浜市あたり、というのはいいですね。
鎌倉や世田谷区ではあまりにもベタだから、ちょっとはずれて自然も豊かな横浜市の住宅街。
お洒落感と日常が微妙なバランスで保たれ、視聴者が抵抗なく入り込める世界です。

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私が行くスーパーではこんな人見たことありませんww

 木下ほうかさんが、メジャーな女性誌の編集長!
「ゲゲゲの女房」では零細出版社を自転車操業していましたが、出世してグレードアップしてます。 
でも、やっていることは基本的に変わっていないようで、安心しました(笑)。
この回も北村一輝さんをネチッといたぶってました。

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ドラマ業界の嫌なヤツ発注で、ほうかさんは引っ張りダコ

不倫も吉瀬美智子さんの上級者コースと上戸彩さんの初心者コースがあるのも心ニクイ設定です。
視聴者の皆さんは、好きなコースで感情移入できるようになっています。

やっぱり上戸彩さんは可愛い…。
少女の面影を残す顔立ちなのに、バストはしっかり肉感的。
一ミリも浮気なんて考えたことがない男でも、相手が上戸彩さんならきっとグラッとしますね。
斉藤工さんだって彼女と出会う前は、自分が不倫をするなんて考えたことはなかったでしょう。

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初々しさのある爽やかカップルだが、よく考えるとW不倫

そんな彩さんと夫は何故セックスレス?、と若い頃なら思ったかもしれませんが、今はよく解ります。
情報や娯楽が氾濫する現代では男性は性的な刺激に対して麻痺しやすくなっているのかもしれません。

意志の力でセックスができるのなら、それで妻が喜ぶのなら、いくらでも頑張るのでしょうが、残念ながら男性の体はそうできていません。

根深い問題です。

頭ごなしに非難するつもりは毛頭ありませんが、不倫にもいろいろなケースあるようです。

最近顔出しNGでテレビなんかに登場する人妻たちは、コンビニ感覚の不倫が多いような気がします。
夫との生活に特に不満はないが、刺激が欲しい。
不倫という言葉を使うには、あまりにも罪の意識が薄い快楽のつまみ食い…。
これは不倫ではなくて、ただのショボい浮気です。

このドラマのように美しくリスキーな不倫は、現実世界では難しそうです。

男目線で見る不倫ドラマ「昼顔」2~女性の無意識の怖さ

男目線で見る不倫ドラマ「昼顔」3~最終回感想


昼顔~平日午後3時の恋人たち~ DVD BOX
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ポニーキャニオン
2015-01-30


昼顔~平日午後3時の恋人たち ~Another End
井上 由美子 (脚本)
扶桑社
2014-09-20