先週に引き続き、丸岡宗太夫邸から伊勢後編スタート。

isema2

江戸時代に丸岡家に泊まった参拝客の道中記が、3年前江東区で発見されたそうです。

isema3

文化6(1809)年の牧野家の道中記と同年の丸岡家の記録を照らし合わせれば、お伊勢参りの実態を知る手掛かりになるはずです。

isema4

記録によると参拝客の牧野家(総勢17名)はお神楽を鑑賞しています。

isema5

江戸時代はお神楽を外注して御師邸の神楽殿で奉納することができたそうです。

isema6

牧野家が頼んだのは「大々神楽」という最高ランクの神楽。
間に飲食タイムも挟みながら6時間ぐらいやったそうです。

isema7

舞子は今で言えば、E-girls?w

isema8

参拝客に供された300年前の食事が特別に再現されました。
煮物、なます、刺身、鯛、アワビなど全12品。

isema9

鯛のお刺身は煎󠄀り酒で食べます。
煎󠄀り酒:酒に梅干しなどを加えて煮詰めた調味料

isema10

近江「鯛の味がしました」
アナウンサーとは思えないシンプルすぎる食リポw

isema11

牧野家のお伊勢参りは5泊6日で17名。
お神楽も案内もお土産もすべて込みで60両。
今の貨幣価値では600~1000万円!

isema12

御師丸岡家はウハウハと思いきや、同じ年に25両借金している記録がありました。
御師業もたいへんだったようです。

isema13

さらに記録によると、牧野家は古市という場所に行ってます。
夫婦は夜丸岡邸に帰ってきたが、他の者の行方がわからない。 
 どこに行った?

isema14

内宮の門前町宇治と外宮の門前町山田をつなぐ街道には尾根があり、そこにあるのが古市という町。

isema15

古市にやって来たタモリさん一行。
聖があれば、俗がある。

isema16

古市は江戸時代遊女1000人を超える大歓楽街でした。
遊郭のほかに芝居小屋や料理旅館も建ち並び、女性も楽しむことができた娯楽の町でした。

isema17
 
江戸時代創業の老舗旅館「麻吉」
建物は国登録有形文化財です。

isema19

縣(かけ)造り:傾斜が急な崖や渓谷の上に建てる建築様式
清水寺本堂などが有名

isema20
 
「麻吉」の最上階(5階)を目指します。

isema21
 
最上階の座敷。

isema22

最上階からの景色。

isema23
 続きを読む