木下ほうかさんが「ごきげんよう」にゲスト出演されました。

houka gokigenyo
木下ほうかオフィシャルブログより

今日(9月25日)は「昼顔」最終回放映日ですから、番組告知的な意味あいもあったのでしょう。
 
やはりこういうバラエティ番組は不慣れなせいか、少し緊張した面持ちのようでした。

注目のトークは吉本新喜劇時代のエピソードとその後の上京の時の”洗礼”話でした。 

木下さんは高校生の時に井筒和幸監督の「ガキ帝国」に出演したことが芸能界を志すきっかけになったそうです。

gaki
この映画は大杉蓮、国村隼など意外な俳優さんが多数出ているようです

大阪出身ということもあり、関西のザ・芸能界である吉本興業に所属。
吉本新喜劇の若手芸人として頑張っていたのですが、もともとは俳優を目指していたことを思いだし25歳の時に上京したそうです。

上京にあたって井筒監督に手紙を出したところ、ぜひ力になりたいという優しい励ましの返事を頂いたそうです。
勇気をもらって、いざ上京。
ところが監督との待ち合わせ場所で待っていても監督は現れない。
約束の時間を1時間ほど過ぎて、監督の代理人という人が現れて木下さんに封筒を手渡したそうです。
1センチほどの厚みのある封筒。
そうか、軍資金をくれたのか…。
そう思って封筒を開けたら、出てきたのは監督の新作の前売り券100枚。
(上演作品のチケットを売りさばくノルマは劇団員の”あるある”です)
上京したばかりで東京に友人がいない木下さんは、前売り券を金券ショップに割引価格で売り、生じた差額は自腹で補てんしたそうです。

貧乏な映画界らしい、厳しい洗礼エピソードでした。

それから、苦節25年、ついに木下さんはブレイクしました。
今回出演の「昼顔」でかなり注目度が上がりましたが、私的には「ゲゲゲの女房」の零細出版社の経営者役がなんといってもインパクトがありました。

kinoshita
 これはリアルで怖かった(笑)

現在50歳。
「ごきげんよう」では自ら独身をアピールしていましたが、客席の反応はイマイチでした。
まあ、役柄がアレだけにしかたないかもしれませんねww


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←木下ほうかさんのデビュー作
 

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