アベノミクスの成長戦略の重要課題の一つとして農業の生産性拡大がありますが、現実の農業就業者の平均年齢は66歳、25年前と比較すると農業従事者は100万人以上減っているのだそうです。
依然として衰退、消滅の危機に瀕している国内農業ですが、新たな取り組みにチャレンジする人たちもいます。

一つは元ヤンキーばかり集めた農場。

元ヤンの社長さんは香港の果物出展会で日本の農産物のレベルの高さに気づき、小松菜で”てっぺん”をとる野望を抱いているそうです。

元ヤン社長が総長をしていた暴走族が鉈出殺殺(ナタデココ)、その当時血で血を洗う抗争を繰り返していた敵対組織の名が犯那殺多(パンナコッタ)。
パンナコッタの元総長は、今ではナタデココの元総長の仕事仲間です。 

natadekoko

 国産の農産品の品質の良さは定評がありますから、このまま農業が廃れてしまうのはほんとうにもったいないと思います。
コーナー後半でも出てきたスイカ農家さんのように、儲かっているところは儲かっているようです。
品質は間違いないのですから、上手く経営すれば成長戦略の目玉になる可能性は十分にあるのではないでしょうか。

次は農業ゲームのお話。
そう言えば、最近木村カエラさんや忽那汐里さんを起用して盛んに農業ゲームのCMやってますね。
忽那さんは「食べられないよ~」と言っていますが、実際に食べられるゲームもあるようです。
ゲーム上の作物をちゃんと育てれば、スーパーで買うのと同じぐらいお値段で農産物が宅配されるのだそうです。
でも、ちゃんと育てないと割高になるのだそうです。
う~ん、ちゃんと育ててスーパーと同じなら、自分はスーパーで買うわ。

kutuna

最後は農機具のお話。

草刈正雄さんが草刈り機のCMをしている事をご存じの方は多いと思います。
あのCMで、家で草刈り機を使う人が増えたそうです。
別のメーカーでも、草刈り機に”草刈り機正雄”と命名しているそうです(草刈さん大人気です)。
この商品は世界40か国に輸出している大ヒット商品なのだそうです。
社長さんによれば、農機具に人のような名前をつけると家族のような親しみがわく、のだそうです。
確かに”三輪駆動静香”はちょっとウケました。

sizuka
 駆動静香ちゃんです。

また農機具は高級化、スタイリッシュ化が進み、ランボルギーニ社のトラクターなどというのもあります。
実際に買った人もいて、2700万円したそうです。
メリットは人が見物しに来ることだそうです。
奥様の心中お察しします。

マツコさんが農業を考えていると言ってましたが、都会に住む人間はたいてい農業や漁業で生活することにちょっと憧れています。
でも、現実はそんなに甘いものではないことも薄々気づいているので、行動に移す人は多くはありません。
9~10月のシーズンオフは海外旅行に行くスイカ農家のオバサンもスイカ栽培について長年苦労を重ねた末にノウハウを体得したプロ中のプロのはずです。
都会人は100円ショップで買ったパセリの種をプランターで育てるか、先ほど登場した農業ゲームをやるくらいが関の山です。

matuko
 つまり、まだ本気ではない