板橋チャーハンの案内人は、チャーハン歴35年、2150食のチャーハンを食べてきた山本晋さん(40)。

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山本さんは千駄木で「結構人ミルクホール」というお一人様に特化した喫茶店を経営しているそうです。
”大人のくつろぎの読書空間”をコンセプトにした喫茶店ということですが、このお店も興味をひかれますね。 

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さて、案内人の山本さんが主張するのは、チャーハンはパラパラではなくしっとりに限るということ。

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「 チャーハン=パラパラ」は、おいしいチャーハンの公式にように言われ続けていたので、これはちょっとびっくりする提言です。
この日「マツコの知らない世界」が始まる前に「踊るさんま御殿」を見ていたのですが、くしくも俳優の小沢仁志さんが全く同じことを主張していました。
2015年は、”しっとりチャーハン元年”なのかもしれません。 

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主婦が冷蔵庫の残り物でチャーハンを作っても、ベチャッとしたチャーハンしかできない。
”ああ、お店みたいにパラっとしたチャーハンにしたい…”
そういう家庭の主婦たちの願望がパラパラ至上主義という幻想を生み出したのだそうですw

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それは良いとしても、なぜ”板橋”チャーハンなのか?

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山本さんの説明によれば、特に板橋に特有のチャーハンがあるということではなく、山本さんが好きなしっとりチャーハンを出してくれる中華屋さんがなぜか板橋に集中しているから、なんだそうです。

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高級中国料理店が供するパラパラのチャーハンではなく、いわゆる町の中華屋さんが出すしっとりとしたチャーハン、これを板橋チャーハンと呼んでいるようです。
ということは、板橋でなくても近所の中華屋さんでも、美味しいしっとりチャーハンは発見可能のようですね。
 
 しっとりチャーハン 5人の神初公開!

山本さんが撮影した板橋の中華屋さんの店内。

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 薄汚れた短冊の手書きのメニューが”らしい”ですね。

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① 板橋区下赤塚駅 ふなせ チャーハン 550円

板橋区下赤塚駅から徒歩8分。
川越街道から1本入った路地裏にある中華屋さん。

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スタジオでチャーハンを作ってもらいます。

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中華屋さんのチャーハン独特の香ばしい風味は、ラードを使っているからですね。 

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具はチャーシューとネギと卵、とシンプル。
山本さんによると、チャーハンは米を食べる料理。 

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チャーシューを入れてコクを出します。

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できました。

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マツコ「うまぁ~いw 不思議な味だよね、町の中華屋さんって。このコクがね、パラパラチャーハンにはないのよ」

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山本「これがしっとりチャーハンの基準です」

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 ② 板橋区志村坂上駅 中華料理丸福 チャーハン 600円

志村坂上駅から徒歩10分。
住宅街の中にあるお店。

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優しい薄味が特徴。

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かといって、味気ないわけではなくしっかりとしたハムの味を感じます。

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ここで、志村坂上周辺の地理の話になります。

昔、友人が常盤台に住んでいた女の子に失恋しました…。
フラれた夜ウチに来て、おでんをしこたま食べて吐きましたw

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チャーシューとグリーンピースをトッピングして完成。

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