自宅のサザンカに毛虫が大量に発生しました。

毎年5~6月に毛虫が出ることは知っていましたが、今年はやけに多いような気がします。
調べてみると、サザンカについている毛虫はチャドクガの幼虫であることが判明しました(チャドクガの幼虫は9~10月にも発生します)。

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サザンカ(ツバキ)に毛虫がいるかどうかは地面を見るとよくわかります。
黒もしくは濃緑色の丸い小さな糞が落ちています。 
一見黒っぽい砂のようにも見えますが、チャドクガの幼虫の糞です。

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とにかく私は見つけ次第高枝切りバサミで毛虫が付着した枝葉を切除してしまいます。
切除した枝葉はすぐにゴミ袋にいれます。
低い位置にいるモノは普通の園芸用の鋏でも切れますが、毛虫との距離が近いとヤツラの毒毛を浴びる可能性があります。

高枝切りバサミは軽量をおススメします(特に女性、高齢の方)。
ライザップに半年通った私でも(ウソ)長時間重い高枝切りバサミを持っているとかなり腕が疲れます。







先にお話したチャドクガの毒毛が散るため、気をつけているつもりでも、この駆除作業が終わった後は首や腕が痒くなります。
皮膚が弱い人は長そでやタオル、軍手で肌を防御することをおススメします。

地面に落ちた毛虫付き枝葉は、できれば長いハサミのようなものでつまんでゴミ袋に入れるのが良いかもしれません。
(ダイソーで柄の長い万能トング売ってました)


サザンカは値段が安いので生け垣などによく使われるそうです。
そのせいか、自宅の狭い敷地でもサザンカが6本もあるので、2、3週間ほどで45リットルのゴミ袋がパンパンになりました。
ゴミ袋は口をちゃんと閉じてください。
ヤツラは生きていると脱走します。

5、6月は次々と新しいチャドクガの幼虫が孵化するので、毎朝のようにチェックしなければなりません。
小さな毛虫なので見て見ぬ振りをするのも一つの方法ですが、ここから巣立ったチャドクガがまたここに戻って卵を産みつけるかもしれないと思うと、やはりここで悪循環を断ち切らねばなりません。
それに道路に面した側にあるサザンカは毛虫がついていると通行人にも迷惑です。

毛虫はいつも目に付くところにいるわけではありません。
むしろ目につきにくい葉の裏側などに付着していることも多い。
それから、木の幹のところにびっしりついている時は枝切りバサミでは対処できません。

こんなときは殺虫剤が有効です。

私は、キンチョール、フマキラー、ゴキジェットを試しましたが、いすれも有効です。
ゴキジェットはゴキブリ退治用なので他二つよりも殺傷力が高いような気がします。
殺虫剤を噴射した直後は変化はありませんが、しばらくすると悶絶して落下します。
糸を出して吊り下がるやつも多いので、長い棒状のもので糸を切ってください。

糞は落ちているのに姿が見えない、という場合は殺虫剤を噴霧しておきます。
翌日になると毛虫の死骸が地面にたくさん落ちています。

ただ、殺虫剤を使うと他の虫も殺しますし、植物への悪影響が心配という方にはおススメできません。

追記:数年にわたり毛虫退治を続けたため、このところあまり毛虫を見なくなりました。
そのせいなのか、冬になるとサザンカがたくさんの花をつけ、近所の方々にも褒めていただけるようになりました。(2018年3月14日)


















←少し値は張りますが、これだと毛が飛ばないらしい