「笑っていいとも」の最後の放送、グランドフィナーレで印象に残ったのは、やはり後半の現役レギュラー陣によるスピーチでした。

ローラが泣きじゃくりながら家族のような温かな雰囲気があった番組がなくなってしまうことの寂しさを伝えているとき、不覚にも私も泣いてしまいました(年のせいか涙腺が緩くなっています。特に可愛い女の子が泣いていると弱い)。
彼女が途中から泣きながら笑い出すという器用なことをやりだした時、私も一緒に笑ってしまいました。
気づかなかったけど、ローラ好きなんだな、私。

柳原可奈子の泣き顔は悲しさの中に面白さを忘れず、芸人魂を感じました。
彼女は自分の芸がタモリさんに認められた時の芸人としての喜びを語っていました。

とんねるずの石橋貴明もプロになるかどうか迷っていた時、タモリさんに面白いと言われたことが大きな自信になったと話していました。

鶴瓶師匠の言う通り、タモリさんは芸人にとって港のような存在だったのでしょう。
タモリ灯台の光を目指して、芸人たちは笑いの世界に船出していたのですね。

爆笑問題、太田光の「安部首相がゲスト出演した際のSPの態度が云々」というスピーチはネット上でも話題になっていました。
アンチ大田の人たちは、スピーチの場で自分の政治的信条をアピールした、とか虎の威を借る狐だとか言っているようです。
確かにあの場での安部首相のエピソードはそぐわなかったような気がします。
ただ、タモリさんと安部首相とのトークで、「国はバラエティ番組をどう評価しているのか」という、タモリさんらしくない質問を首相にしていたので、私も少し違和感を感じていました。
あの時、(SPの警護体制のもと)おそらく尋常ではない雰囲気の中で生放送が行われていたことは想像に難くありません。
まあ、考えてみると首相を警護するセキュリティ・ポリスとバラエティ番組ですから、あまりにも相性が良くなかったのでしょうね。

それから、さんまやダウンタウンがいるところにとんねるずや爆笑問題たちが乱入した時に、皆声のボリュームが異様に大きかったのがおかしかった。
ベテランの彼らでもあそこは緊張する場面だから、芸人の基本に立ち返って声を張っていたのだと思います。

豪華なメンバーが一堂に会した場面を見た時、タモリさんは各地のボスに一目置かれているお笑い界のゴッドファーザーなのだと思いました。
松本人志や石橋貴明がかなり上等なスーツに身を固めていましたが、どう見てもカタギに見えないし…。

それにしても、あの場面でナンちゃんにムチャぶりをするローラって…。
やっぱり彼女は治外法権の人なんですね(笑)。

さて、取りとめもなく色々書いてみましたが、祭りはもう終わりました。

お昼時になると、今までの習慣でチャンネルを8にしてしまいます。
そこで、「いいとも!」がもうやっていないことに気づきます。

昨日新番組ではダイオウイカの捕獲のロケをやっていましたが、「(ダイオウイカ)喰えないんだし、そっとしといてやれよ」、という気持ちでした。
ヒルナンデス!はスイーツの紹介をしていました。

昼ご飯を食べ終えるとテレビを消します。
残りの昼休みは本を読んだり、ネットをみたりして過ごす事にしました。
平日の昼、オジサンが見られるTVショーは消滅しました。