パッカーズ5点リードで、4Q残り2分9秒。
負けているシーホークスは当然ターンオーバー狙いでオンサイドキック(ボールを転がすキック)、解説者によるとオンサイドキックの成功率は25%以下だということですが、その25%が出てしまいました。
タイトエンドの86番が高く跳ね上がったボールを取りに行き、それをはじいてシーホークスの選手にボールを確保されてしまったのです。

 packers

前列のラインはボールは後列に任せ、敵のブロックに徹するのはオンサイドキックの鉄則です。
これはプロにあるまじき凡プレイ、まさにボーンヘッドでした。 

しかし、問題はこれだけではありませんでした。

意気消沈したディフェンスはシーホークスにやすやすと守備網を突破され、タッチダウンを与えてしまいます。
これで、1点差でシーホークスリード。

TFPがキックの1点なら2点差になり、もしパッカーズが最後の攻撃でフィールドゴール(3点)を成功させれば、再び逆転となります。

シーホークスはキックはせず通常のプレイで2ポイントを狙いにきました。

QBがパスをするプレイは完全に崩れたかに思われましたが、苦し紛れに逆サイドに投げたパスがエンドゾーン上にいた選手に通ってしまったのです。
これが最悪でした。

この後パッカーズのキッカーが、48ヤードのフィールドゴールを成功させて同点にしましたが、延長戦のシーホークスの最初の攻撃でタッチダウンを奪われて、パッカーズは信じがたい逆転負けを喫しました。

後半戦、キッカーだけはプロの仕事をしましたが、パッカーズのディフェンスはほんとうにだらしなかった。
「モメンタムは怖い」とはいいますが、相手の力が上ならともかく、気持ちで負けてしまうのは本当に悔しい。

パッカーズ対コルツ。
スーパーボウルは老舗同士の対決を夢見ていたのですが、現実はペイトリオッツ(ここも古いけど)とシーホークスとなりました。

決勝はペイトリオッツが勝ってQBブレイディが引退の花道を飾ることになるのでしょうか。

bready