ロケ地:品川区
ウナギやマグロが食べられなくなると言って久しいが、最近は養殖技術が進歩している、というお話。
ゲストは、インパルス板倉俊之さん、山田五郎さん、
堀部圭亮さん。
今回はマイナーな海洋生物研究者にスポットを当て、それぞれの専門分野、ウツボとマンボウで対決してもらおうという趣向です。
会場は山陰海鮮炉端かば品川店。
両者のプレゼンを聞き、どちらの研究に日が当たるべきかをタモリさんとゲストが審査します。
マンボウ研究者の澤井悦郎さんの研究テーマは「マンボウの分類・生態・民俗」。
ウツボ研究者の大森尚也さんの研究テーマは「ウツボの繁殖生態」。
山田「ウツボは何のために研究しているの?」
大森「強いて言うなら、ウナギの養殖に繋がるかもしれない。ウツボはウナギ目に属するウナギの仲間」
山田「じゃあ、なんでウナギを研究しないの?」
大森「僕はウツボが好きなんです」w
1回戦はそれぞれの研究成果対決。
澤井さんの研究成果は、「ウシマンボウの発見」。
もともとこの二種のマンボウは同じマンボウと考えられていましたが、最近別種であることがわかり、澤井さんのチームが2010年に別種をウシマンボウと命名。
もともと東北の漁師はマンボウとウシマンボウを区別し、彼らがウシマンボウと呼んでいたのでそのまま名前をもらう。
日本近海に見られるマンボウ類。
俄然ヤリマンボウがフィーチャーされるw
ヤリマンボウはヤリマン・ボウではなく尾びれがヤリのように突き出ているからヤリ・マンボウ。
クサビフグはマンボウ?
そもそもマンボウはフグの仲間。
クサビフグもクサビマンボウと名付けられかかったが、却下されてフグにw
マンボウは2.8m、ウシマンボウは3.3m。
*日本近海で確認されている最大サイズ
北海道で捕獲されたウシマンボウ。
重さは推定1t以上。
大森さんの研究成果、「(ウツボは)オスの方が太い」。
ウツボは外見で雌雄が判断できないので解剖して検証。
生殖腺を確認してオスの方が太いことが分かったそうです。
ウツボのオスとメス。
オスとメスは体長がほぼ同じで太さだけが違う。
大森さんの推測では、オスはメスを巡って闘争するので強くなるために太くなった。
大森さんの研究ではメスが一か所にとどまり、オスが複数のメスのもとに通うらしい。
メスを巡り闘うオスたち。
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