外科医大門未知子は、もう米倉涼子さんの女優キャリアを代表する役になったのではないでしょうか。
ここでは「ドクターX」での大門未知子お約束のシーンをご紹介します。
① 「私、失敗しないので」
だいたい困難な手術の執刀医として名乗りを上げる時に、このキメ台詞が出てきます。
首尾よく執刀医になることもありますが、多くは他の先生が執刀医になります。
ですが、手術中に執刀医がビビったりして、結局大門先生がチャッチャッと手術をやっつけます。
② 「いたしません」
医師免許が必要ではないことは、一切しないのが大門先生のポリシーです。
医師免許がない凡庸の民が、一生に一度でイイから言ってみたい憧れのセリフです。
③ 院長回診の群れは無視
権威に屈しない大門先生の生き方を象徴する場面。
群れを割って逆行したり、追い越して先頭を歩いたりします。
④ 何があろうと、5時になったら帰宅
医局で大騒動が持ち上がろうと、上司的立場の医師が激オコになっていようと、5時になれば大門先生はモデルばりの(モデルなんだけどね)ゴージャスな私服に着替えてサッとお帰りなられます。
緊急手術が必要な患者が出た時だけは、例外です。
⑤ 患者の病巣を見る時は、カッと目を見開き四白眼になる
手術室のシーンでは必ずこの四白眼が出ます。
四白眼:黒目の上下左右に白い部分が見える眼。人相学では目的のためには手段を選ばない「鬼の目」。
⑥ 術後のお約束
手術完了後、大門先生は眠っている患者さんの肩にそっと手を置きます。
最初、脈でもとっているのかと思ったのですが、これは手術を乗り切った患者さんに「お疲れ様」と、ねぎらっているのだそうです。
患者さんには優しい大門先生です。
グラスにガムシロップを何個も入れて、一気に飲み干します。
疲れた脳が糖分を欲しているのです。
これらの行動は実際の先生方からヒントを得て取り入れたパフォーマンスなのだそうです。