名古屋港からスタート。

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ここはトヨタ自動車の積み出し港。

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今朝ホテルのエレベーターでトヨタの社長に遭遇したタモリさん。

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船に車を積み込むのはギャングと呼ばれる15人1組の作業員チーム。

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10㎝間隔で車を積み込む。

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黄色い車は積み込みを終えたギャングたちを連れ戻す。

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旅のお題「名古屋が生んだ”ものづくり日本”とは?」

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案内人は、6月放送の名古屋の回でもお世話になった名古屋市教育委員会の木村有作さん。

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都道府県別製造品の出荷額。
愛知県は38年間連続日本一。

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名古屋に自動車産業が生まれたのに、大きな役割を果たした川がある。
まずはその川を見に行きます。

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タモリさんたちがやって来たのは、港から北に8キロ、町の中心を流れる川です。

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ここで自動車産業と川の関係を探ります。

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丸太が船で運ばれているのはヒント?

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ここは前回の放送でも登場した堀川
堀川:名古屋城と海を結ぶ物流のため
江戸時代初期 人工的に掘った運河

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今タモリさんたちがいる場所は江戸時代は海の近く。

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あそこは何?

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木が渡してあり、石垣がある。

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大正時代の同じ場所。
水門のようです。

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ここは白鳥貯木場という貯木場でした。

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江戸時代の初め、木曽のヒノキが木曽川を下って名古屋に集まるようになり、ここに貯木場が作られたのです。

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かつて貯木場だった

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昭和45年ごろの白鳥貯木場。

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一番栄えたころは名古屋ドーム3.3個分(16万㎡)の広さがあった。
年間60万本もの木材が集められたという記録もあるそうです。

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ところで、木材の集積地とものづくりには何か関係があるのでしょうか。

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木材が集まる名古屋では、木材を使った加工技術が発展した。

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その加工技術の一例がこれ。

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お茶を運ぶからくり人形。

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お茶碗の重みがスイッチになっている。

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名古屋では木でできたからくり人形が400年前から作られていました。

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江戸時代に作られたからくり人形の高度な加工技術は、明治以降生活に必要な機械に応用されていきます。

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織り機と木製の電車。

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織り機を発明したのはトヨタの創始者豊田佐吉。

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豊田は織り機の改良を重ね自動織機を作り、その技術を応用して自動車メーカーが生まれました。

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時代は木から金属に変わっていきましたが、その技術は引き継がれ、応用発展を遂げていきました。

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続いてやってきたのは名古屋城の外堀

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空堀:水のない堀
名古屋城の外堀は南と東が空堀

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今タモリさんたちがいるのは台地の北の端。
城の南と東は空堀を掘って守りを固めました。

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この外堀にはある産業を支えた痕跡がある?

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緩やかにカーブを描く緑地帯

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空堀の跡地を利用すれば、鉄道が敷ける。

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タモリさん正解。
ここは明治44年から昭和51年まで電車が走っていました。

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昭和初めの地図。

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名古屋城の外堀には電車が走っていた。

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怪しい人発見。
瀬戸市職員の山田司さん。

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昭和50年の瀬戸電(名鉄瀬戸線)の写真。

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電車は名古屋の中心部から東に20キロほどの瀬戸市まで結んでいた。

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当時は瀬戸物を運んでいた。

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瀬戸は日本有数の焼き物の産地。
ここから瀬戸物を運ぶことが瀬戸電が作られた大きな目的でした。

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台地を登らずに名古屋の中心部まで鉄道を敷くのに、高低差のない空堀は絶好の土地でした。

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運ばれた瀬戸物は名古屋で絵付けされていた。

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ノリタケの名で知られている高級洋食器。

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案内人のダジャレ完全スルーw

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外国人の好みに合わせた名古屋の洋食器は欧米で大人気に。

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ものづくり名古屋②に続く