JR大宮駅プラットホームからスタート。

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大宮に戸惑うタモリさん。

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旅のお題は「大宮はなぜ”鉄道の町”になったのか?」
タモリさんも大宮の鉄道博物館には来たことがある。

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最初の案内人は大東文化大学の宮澤交二先生。
大宮の歴史を研究して30年。

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JR東日本の新幹線はすべて大宮にとまる。

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在来線も7系統通っている。

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大宮は埼玉県の南部にある街。
都心までは電車で30分。

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JR東日本新幹線の6系統がすべてとまり、ここから東北や新潟など各地に分かれてゆきます。

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大宮駅で使われている線路の数は19本。
これは東京駅、上野駅につぐ全国3番目の多さ。

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しかし、高崎線が開通した明治16年当時、大宮駅はなかった。

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大宮は乗り換え・通過地点のイメージが強い。

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そういう大宮のイメージを宮澤先生は変えたい。

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まずタモリさんたちがやってきたのは、大宮駅から徒歩15分ほどのところにある氷川神社

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氷川神社の「大いなる宮居」があるので、大宮という地名がついた。

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武蔵一宮 氷川神社
全国に280社ある氷川神社の総鎮守
毎年200万人以上が初詣に訪れる

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関東には氷川神社がたくさんあるけど、ここが本家だったんですね。

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”氷川”の名があるように、湧き水の池がある。

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タモリさんの大好物、高低差を発見。

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実は大宮は南北40kmにわたる台地(大宮台地)の上にある。

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氷川神社は台地と低地のヘリにある。

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台地のヘリにあるから水が湧いている。
以前放送のブラタモリでも習いました。

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埼玉っ子の権宮司さん。
大宮台地は埼玉県民の常識。

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続いて向かったのは氷川神社の南側、参道の入り口。
大宮になぜ駅ができなかったのか。
その理由を探ります。

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参道入り口。
境内まで徒歩30分。

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氷川参道:長さ2kmのケヤキ並木
大宮のシンボル

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二人目の案内人は、埼玉県立文書館館長の杉山正司さん。
江戸時代の街道を研究して40年。

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大宮には五街道の一つ、中山道が通っていた。
大宮は門前町であり、宿場町でもあった。

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江戸時代後期の大宮の絵図。

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タモリさんたちは、絵図を見ながら宿場町の痕跡をたどります。

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ガソリンスタンドの敷地が細長いのは江戸時代の町割りをそのまま使っているから。

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ガソリンスタンドの敷地は江戸時代、蝋燭屋だった。
そのまま屋号を使っている。

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間口が狭く奥に長い町割りは宿場町の特徴。

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もう一つの特徴は脇道の左右がずれていること。

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街道には十字路が一つもありません。

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まさかの正解。
事故を防ぐために十字路を作らなかったのだそうです。

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こんなに宿場町が栄えていたら、駅ができても不思議ではないのになぜ?

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脇本陣は家来が泊まる宿泊所。

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大宮宿には脇本陣がたくさんある。

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脇本陣は日本一多いが、旅籠が少ない大宮宿。

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参勤交代では重宝された大宮宿は、明治になるとさびれてしまった。

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鴻巣、上尾は江戸時代から経済的に発展していたので駅が置かれる。
浦和は明治2年に県庁ができたので、駅が置かれる。
大宮は武士のための宿場町だったため、駅ができるのが遅れたのです。


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大宮②に続く