箱根関所跡からスタート。

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あいにくの雨模様。

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寄木細工のタモテバコ。

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旅のお題は「鉄壁!箱根の関所はなぜ破れない!?」。

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タモリさんは箱根の関所は有名無実だと思っていた。
お題とはまったく逆のイメージ。

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最初の案内人は、箱根関所長の大和田公一さん。

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箱根に関所が置かれた250年の間に関所破りをした者は5人。
そのいずれもが捕まっている。

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箱根の関所は江戸時代最も通行量が多かった東海道の関門の一つ。

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一番の難所だった山越えの道、箱根八里の中間
点に関所は置かれていた。

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箱根八里と言われると、国民の大半は氷川きよしを思い出すような気がするw

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箱根の山は天下の険♪
「箱根八里」という題だったのか…。

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「箱根八里」の歌詞の「一夫関に当たるや万夫も開くなし」とは、一人の兵が関を守れば万人でも攻め落とすことはできない、という意味。
箱根の関所は鉄壁だった。

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現在タモリさんたちがいるのは京都側の関所の前。

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今の国道1号は昭和になって作られた道。
江戸時代は山でした。

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特別に門番とお役人付きで関所の門を通過。

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発掘調査の後、江戸時代そのままの形で復元された箱根の関所。
門と門の間のわずか38mが旅人にとっての大きな関門でした。

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ここで旅人はチェックされる。

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武器を展示して旅人を威嚇。

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柵だけは一部しか再現できなかった。

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江戸時代は山から湖の中まで柵が続いていた。

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関所の立地を確認するため、タモリさんたちは高台を目指します。

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よい眺め。

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山の急斜面と湖に挟まれた位置にある関所。
旅人はここを通るしかなかった。

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見張り小屋に怪しい人影が…。

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箱根の回でお世話になった萬年さんでした。
地形解説のワンポイントリリーフです。

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急斜面に面した狭い場所にある関所。

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実は箱根の関所は断層の上にあった!

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この断層は伊豆半島の丹那断層の延長線上にある。

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丹那断層は1930年11月に大きく横にずれた。

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この時の横ずれで石段と鳥居の位置もずれる。

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しかし横ずれ断層では崖はできない。
縦にもずれているはず。

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この秘密のカギはほぼ平行に走る平山断層にあった。

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2本の断層が横ずれを起こすと…

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隙間ができて真ん中が沈む。

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そして、こういう地形になる。
箱根の関所は断層崖によって鉄壁になっていた。

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タモリさんの疑問。
箱根の関所が破れないなら、迂回することはできないのか?

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それについてはまた後ほどw


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続いてタモリさんたちは江戸方面から関所に入ります。

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すんなり入れた京都側とは様子が違う。

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連行される近江アナw

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何やらチェックされた後に解放。

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江戸側から来る女性は「出女」になる。

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江戸から出る女性は幕府発行の手形を見せ本人確認を受ける必要があった。

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この文献には「7人の女が関所を通るが、そのうちの3人にハゲがある」と書かれてあるw

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こういった身体的特徴を確認する人は”改婆(あらためばばあ)”と呼ばれた。

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改婆が美少年の股間をチェックするの図w

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一人芝居で盛り上がるw

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出女のチェックは人質として江戸に置かれた大名の妻女が脱出するのを防ぐため。
また京都側から鉄砲が江戸に入ってくるのも警戒した。
これがいわゆる「入り鉄砲出女」

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江戸時代の高札(幕府の命令が書かれた看板)。

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関を出る女は証文ときちんと照合せよ、と書かれてある。

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実は男は証文(手形)を持たなくても通れた。

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手形を持っていないと関所を通れないというイメージがあるのはなぜか?
その原因はすごろくにあった!?

東海道のすごろくは日本橋をスタートしてゴールは京都。
江戸時代の庶民に流行ったゲーム。

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箱根のマスには但し書きのようなものが書いてある。

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「手形を忘れ江戸に帰る」と書かれている。

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こうして、関所には手形が必要というイメージが刷り込まれた。

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箱根関所②に続く