アメリカ航空宇宙局(NASA)は宇宙で撮影した貴重な映像の数々をHP上で無料で公開しています。

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今回は科学雑誌ニュートンの元副編集長で科学ジャーナリストの寺門和夫さんとともに、その中から3つの貴重な映像を選びました。

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① 国際宇宙ステーションから見た地球

国際宇宙ステーション(通称ISS):
2011年7月完成
世界15か国(アメリカ、ロシア、カナダ、日本、欧州など)が共同で運用
高度約400km上空を飛行
約90分で地球を一周する有人施設
2015年1月超高性能カメラ、RED EPIC DRAGONを搭載し、映像の画質が劇的に向上した

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国際宇宙ステーションから見た地球。

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都市の夜景。

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オーロラ。

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CG慣れした子供たちも美しい映像に見入っていました。

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② SDOが撮った活発な太陽

太陽観測衛星SDO:
2010年2月に打ち上げられた太陽の観測専門の衛星
地球から約36000km離れた軌道を周回しながら観測データを地球に転送している

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ここ数年は太陽の活動が活発な時期。

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太陽フレア:
太陽表面で起こる爆発現象
溜まったエネルギーを放出している

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活発な太陽の表面。

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プロミネンス:
太陽表面から飛び出した高温のガス
発生する原因は解明されていない

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プロミネンスと地球の大きさの比較。

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活発な太陽から噴き出すエネルギーは1億5000万km離れた地球にも届き、空気と反応してオーロラになります。
太陽のエネルギーは木星や土星にもオーロラを発生させています。

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SDOをSODだと思った有吉くん。
SODは主に女子社員を撮るところですw

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③ キュリオシティが撮った火星

火星:
大きさは地球の約1/2
重力は地球の約1/3
 
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キュリオシティ:
長さ3m、重さ900㎏
人工知能により自分で判断し、動くロボット
2011年11月に地球を出発し、2012年8月に火星に着陸

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キュリオシティが地球に送った18万枚以上の画像をNASAがパノラマ写真にしたもの。

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 キュリオシティは探査車で初めて火星の土の採取に成功。

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3年後にはさらに新しい探査車(マーズ2020)が打ち上げられるので、キュリオシティはお役御免になります。

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