弘道館を作った9代藩主斉昭の弘道館記念碑拓本。



義公（光圀）の業績が記されています。



光圀公の学問を大切にする思い、これを私たちは百数十年受け継いできました。
そして私は斉昭はその光圀公の思いをさらに大きくしてこの弘道館を建てるのである。



これは斉昭の自筆だそうです。



最後に、斉昭が弘道館で勉強する人のために作ったある施設に向かいます。
弘道館から西へ3キロほどの住宅街にやってきました。


 
偕楽園：天保13（1842年）に創設された大名庭園。
日本三名園の一つ


 
偕楽園はもともとは教育施設、楽しむための”快楽園”ではないｗ



偕楽園に入るには気分が大事。
大日本史402巻を全部読んだぐらいの、すごく勉強した気持ちになって入る。
 


 一の木戸をくぐると、竹林が広がっている。



竹林の中で勉強で高揚した気分を鎮める、あるいは勉強したことについて静かに思索する。



 偕楽園を遊興の場だと思っていた二人ｗ



次の木戸をくぐると開けた空間が広がっている。


 
偕楽園のシンボル、梅林があります。



陰の世界（竹林）と陽の世界（梅林）を順番に体感できるように設計されている。 



一般の観光客はほとんど梅林からダイレクトに入るので、この偕楽園の設計の意味をわかってもらえない。



弘道館で学問に励み、偕楽園で心と体を休める。
この水戸藩ならではの教育方針を表す言葉があります。



「一張一弛」



張りつめたところと、緩んだところがないと効果があがらない。



タモリさんは緩みっぱなしｗ



弘道館と偕楽園は切り離すことのできない教育施設だった。



この偕楽園にも、あるものを最大限に活用する水戸藩の精神が生かされています。



ここには普通の大名庭園にあるものがない。
それは池。



目の前に広がる仙波湖を借景にしたので、偕楽園に池は必要ない。



「水戸黄門はなぜ人気があるのか」のまとめ。

・水源を見つけ、独特の工夫をして城下町に水道をひいた
・「大日本史」の編纂を通じて有能な人材を育成した
・「大日本史」の編纂事業のために水戸藩士が全国に派遣され、また「大日本史」は諸藩の藩校の教科書にもなり、光圀の名は全国に広まった。



近江「ただ旅をしていたオジサンじゃなかった」ｗ
タモリ「偉い人でしたね」



エンディング♪



おまけ。

納豆屋台登場。



粘りが強い水戸納豆。



偕楽園の観梅土産として、納豆が評判になった。
水戸納豆が有名になったのも、光圀のおかげ。



タモリ「ナットーク」ｗ



次回（2月4日）は、別府温泉です。