今回のゲストはショーケンこと萩原健一さん。

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場所は南青山のイタリアンレストラン、トラットリア・フィレンツェ・サンタマリア
ショーケンさんの行きつけのお店だそうです。

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珍しく緊張している三人。

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坂上忍さんはもちろん俳優の大先輩(坂上さんは3歳で子役デビューしているので、厳密にいうとショーケンの先輩ですが)。
ダウンタウンの二人はショーケンのファンなのだそうです。
50代、60代の男性は、若い頃ショーケンに憧れた人は多かったと思います。

ショーケンは1967年にグループサウンズ、テンプターズのボーカルとしてデビュー。
私も子供だったのですが、タイガースのジュリーとテンプターズのショーケンが大人気だったことは覚えてます。
今でいうアイドルですね。

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テンプターズは1970年に解散、1971年、ショーケンやジュリーをはじめとするグループサウンズのメンバーたちでロックバンド「PYG」を結成 しましたが翌1972年に解散。

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 この頃からショーケンは音楽活動から離れ、映画監督を目指すようになります。

1972年に松竹映画「約束」に助監督として参加しましたが、なぜか主演に抜擢されました。
この辺りの事情をショーケンさんは番組で話していましたが、要は俳優、女優の出演キャンセルが相次いだための窮余の策だったようです。
とにかく、この映画の演技で、ショーケンは俳優として高く評価されることになりました。

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同じ年に人気ドラマ「太陽にほえろ」で初代新人刑事で出演。
ショーケンが演じるマカロニ刑事の殉職シーンは有名です。

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1974年、「青春の蹉跌」でキネマ旬報最優秀主演男優賞を受賞。

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テレビドラマも「傷だらけの天使」、「前略おふくろ様」と立て続けに主演して人気を博しました。

この当時の10代20代男子に人気が出始めたのはこのあたりからだと思います。
特に「傷だらけの天使」でのオープニングシーンでのショーケンのカッコよさに若者たちは心を鷲掴みにされました。

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ダウンタウンもこのオープニングシーンのパロディ版を「ごっつええ感じ」でやっていました。

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「傷だらけの天使」は斬新なドラマでした。
ショーケンの弟分は当時新人の水谷豊さん。
岸田今日子さん、岸田森さん(お二人はイトコです)がドラマの怪しい雰囲気を盛り上げていました。

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坂上忍さんも記念すべき第1話にゲスト出演していました。

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倉本聰さん脚本の「前略おふくろ様」ではショーケンは板前を演じていました。
 このドラマの世界に憧れて、上京した若者も多かったのではないでしょうか。

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俳優活動と併行して、音楽活動も再開。
「大阪で生まれた女」、「愚か者よ」などのヒットを飛ばします。

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 黒沢監督の「影武者」では、武田勝頼役で出演。
この時は、主演の勝新太郎の降板が話題になりましたが、この時の裏話もショーケンさんが披露してくれました。

ショーケンさんは勝さんに製作現場に出てくるよう説得しに、勝さんが滞在する帝国ホテルに出向いたそうです。
ホテルの部屋に入ると、○○(テレビでは伏字になっていましたが大麻ではないでしょうか)の匂いが立ち込め、内田裕也さんもいたそうです。

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そういうショーケンさんも、大麻不法所持、交通事故、恐喝未遂といろいろやらかしています。
これだけ逮捕歴があると普通の人間なら社会復帰が難しくなりますが、ショーケンさんは不死鳥のように芸能界に復活しています。
それだけの魅力と才能があるということでしょうか。

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もちろん女性遍歴も派手で、今までに4度の結婚をしています。
最初の結婚では娘さんができたようです。
歌手のいしだあゆみさんとの結婚と離婚、女優の賠償美津子さんとの交際は有名です。

現在の夫人はモデルの冨田リカさん。
とても54歳とは思えない美しい奥様です。

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ショーケンさんも今年の7月で66歳になるそうですが、相変わらずのカッコよさです。

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最後はショーケン、ダウンタウン、坂上忍で記念撮影。

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実は私も高校生の時に生ショーケンにあったことがあります。
部活で渋谷を移動中、東急文化会館前(現渋谷ヒカリエ)で写真撮影中のショーケンに遭遇しました。
「青春の蹉跌」に出た後ぐらいですから、ショーケンは24歳ぐらいだと思います。
部員皆でショーケンにサインをしてもらいました。
ショーケンは気さくでイタズラ好きな(チームメイトのM君はTシャツにサインと一緒に”オッパイ”の絵を描かれましたw)町の兄ちゃんでした。