今回のブラタモリは三重県志摩。
横山展望台に向かう二人。
展望台からの眺望。
さて、今回のお題は、「志摩の宝は絶景が生んだ!?」。
志摩のお宝とは何でしょうか?
天気が良いので絶景も3割増し。
案内人は皇學館大学の近藤玲介先生。
専攻は地理学です。
志摩の海岸は海岸線が入り組んだリアス式海岸ですが、三陸のリアス式海岸にみられるような頂上が尖った海岸ではなく、頂上は平らです。
これは志摩のリアス式海岸が海岸段丘だから。
海面近くにあった海底が波に削られて平らになり、海面の水位が下がって陸地になった地形です。
志摩の絶景のもう一つのポイントは、ブロッコリーのようなモコモコとした樹木が海岸の際まで密生している点。
平らでギザギザした海岸線にモコモコとした森があるのが英虞湾(あごわん)と志摩地域の絶景の特徴です。
近藤先生によると、英虞湾の外海側と内海側とではお宝の特徴が違ってくるそうです。
外海側の大王崎は、ヨットマンには知られた場所。
ということで、タモリさん一行は太平洋に面した大王町波切地区(なきりちく)に移動します。
志摩はガメラ(平成ガメラ)の誕生地。
鳥羽にはゴジラが上陸しています。
なぜかこのあたりは怪獣と縁があるw
大王崎の近くで露出した地層を発見。
このあたりの地層のシマシマは縦縞になっているところがあります。
ここに、志摩の海岸がギザギザになっている秘密があるそうです。
海底の砂や泥の層はそのまま海溝に沈み込みます。
しかし、一部が押されてシマシマが立った状態で地上に顔を出します。
立ったシマシマの地層は、雨や波などでもろい部分が削れてゆきます。
気候変動で海面が上昇したとき、その削られた部分に海水が入り込みギザギザの海岸線ができました。
海岸に降りると、海の博物館の平賀大蔵さんと地元の海女さんたちが待っていました。
志摩には最盛期には6000人を超える海女さんがいたそうです(現在は800人弱)。
海岸線のギザギザは海中にも続いています。
ギザギザの岩礁はアワビが好きな海藻が根を張りやすく、アワビの絶好の住処になりました。
2000年以上前から活躍していた志摩の海女さんは、江戸時代の浮世絵にも描かれています。
海女さんにいただいた生アワビを試食。
なかなか噛み切れない近江アナw
続いて一行は大王崎灯台に向かいます。
ここでモコモコの森ができた秘密を解き明かします。
灯台から海を見ると、沖の海の色が違うのがわかります。
色が違うのは、普通よりも水温が高い黒潮が流れているから。
水温の高い黒潮の影響で、志摩には温暖な気候を好むシイやカシなどの照葉樹が多く生えています。
モコモコに育つのが照葉樹の特徴。
志摩のモコモコの森は黒潮が育んだのです。
しかも、黒潮は別の宝〝カツオ”を運んできました。
波切の海はカツオの群れがやってくる最高の漁場です。
カツオ漁の歴史は古く、江戸時代にはカツオ船20隻以上、漁師は300人いたと言われています。
大量に獲れたカツオとモコモコの森がコラボして別の宝が生み出されました。
その宝を見に、一行は灯台から1キロほど離れた内陸に移動します。
宝とは、カツオを燻して作る鰹節。
約200年前の全国の鰹節の番付表。
波切の鰹節は行司の位置、別格の存在だったことが分かります。
カツオを燻すのに使う薪は、志摩地域に群生している照葉樹のウバメガシ。
備長炭の原料になる木です。
江戸時代に流通していた半生タイプの鰹節を試食。
しっとりしていて、お酒のつまみに良さそうです。
横山展望台に向かう二人。
展望台からの眺望。
さて、今回のお題は、「志摩の宝は絶景が生んだ!?」。
志摩のお宝とは何でしょうか?
天気が良いので絶景も3割増し。
案内人は皇學館大学の近藤玲介先生。
専攻は地理学です。
志摩の海岸は海岸線が入り組んだリアス式海岸ですが、三陸のリアス式海岸にみられるような頂上が尖った海岸ではなく、頂上は平らです。
これは志摩のリアス式海岸が海岸段丘だから。
海面近くにあった海底が波に削られて平らになり、海面の水位が下がって陸地になった地形です。
志摩の絶景のもう一つのポイントは、ブロッコリーのようなモコモコとした樹木が海岸の際まで密生している点。
平らでギザギザした海岸線にモコモコとした森があるのが英虞湾(あごわん)と志摩地域の絶景の特徴です。
近藤先生によると、英虞湾の外海側と内海側とではお宝の特徴が違ってくるそうです。
外海側の大王崎は、ヨットマンには知られた場所。
ということで、タモリさん一行は太平洋に面した大王町波切地区(なきりちく)に移動します。
志摩はガメラ(平成ガメラ)の誕生地。
鳥羽にはゴジラが上陸しています。
なぜかこのあたりは怪獣と縁があるw
大王崎の近くで露出した地層を発見。
このあたりの地層のシマシマは縦縞になっているところがあります。
ここに、志摩の海岸がギザギザになっている秘密があるそうです。
海底の砂や泥の層はそのまま海溝に沈み込みます。
しかし、一部が押されてシマシマが立った状態で地上に顔を出します。
立ったシマシマの地層は、雨や波などでもろい部分が削れてゆきます。
気候変動で海面が上昇したとき、その削られた部分に海水が入り込みギザギザの海岸線ができました。
海岸に降りると、海の博物館の平賀大蔵さんと地元の海女さんたちが待っていました。
志摩には最盛期には6000人を超える海女さんがいたそうです(現在は800人弱)。
海岸線のギザギザは海中にも続いています。
ギザギザの岩礁はアワビが好きな海藻が根を張りやすく、アワビの絶好の住処になりました。
2000年以上前から活躍していた志摩の海女さんは、江戸時代の浮世絵にも描かれています。
海女さんにいただいた生アワビを試食。
なかなか噛み切れない近江アナw
続いて一行は大王崎灯台に向かいます。
ここでモコモコの森ができた秘密を解き明かします。
灯台から海を見ると、沖の海の色が違うのがわかります。
色が違うのは、普通よりも水温が高い黒潮が流れているから。
水温の高い黒潮の影響で、志摩には温暖な気候を好むシイやカシなどの照葉樹が多く生えています。
モコモコに育つのが照葉樹の特徴。
志摩のモコモコの森は黒潮が育んだのです。
しかも、黒潮は別の宝〝カツオ”を運んできました。
波切の海はカツオの群れがやってくる最高の漁場です。
カツオ漁の歴史は古く、江戸時代にはカツオ船20隻以上、漁師は300人いたと言われています。
大量に獲れたカツオとモコモコの森がコラボして別の宝が生み出されました。
その宝を見に、一行は灯台から1キロほど離れた内陸に移動します。
宝とは、カツオを燻して作る鰹節。
約200年前の全国の鰹節の番付表。
波切の鰹節は行司の位置、別格の存在だったことが分かります。
カツオを燻すのに使う薪は、志摩地域に群生している照葉樹のウバメガシ。
備長炭の原料になる木です。
江戸時代に流通していた半生タイプの鰹節を試食。
しっとりしていて、お酒のつまみに良さそうです。
続いて一行は英虞湾の内海にある賢島に移動します。
2016伊勢志摩サミット(5月26~27日)が開かれる場所です。
ここから一行は英虞湾の宝を探すため、船に乗り込みます。
英虞湾の宝とは、真珠。
真珠を育てるアコヤ貝は、波が静かで浅い海を好みます。
ミキモト真珠研究所に上陸する一行。
これがアコヤ貝。
地域によっては食用にするそうです。
自然にできる天然真珠には球形のものはありません。
御木本幸吉博士が世界で初めて真珠の養殖に成功(1893年)。
きれいな球形の真珠の大量生産を可能にしました。
貝ひもが真珠づくりのキーマン。
真珠を輝かせる成分を分泌します。
小さく切った貝ひもの一片を貝殻で作った球形の核と一緒に貝の中に入れます。
貝ひもが細胞分裂をして核を包み込みます。
貝殻を作る成分を分泌し、真珠層ができます。
実際の養殖手術。
貝の身を切り、貝ひもの断片と核を体内に入れます。
プロは30秒でオペ終了。
タモリさんも手術にチャレンジ。
タモリ「誰かオレの頭押さえてる?」
カメラマン「…!!」
手元の撮影に夢中になりすぎて、カメラでタモリさんの頭を押さえてしまっていましたw
手術を終えたアコヤ貝は海に戻されます。
英虞湾は湾口が狭くて浅く、湾内が深い。
このため水温が一定に保たれやすくなっています。
夏は温かさが保たれ、貝が真珠を輝かせる成分をたくさん分泌し、冬は冷たくなるため真珠を輝かせる成分が凝縮されより美しくなります。
英虞湾の絶景が美しい真珠を生み出しているのです。
近江アナ、162万円の真珠のネックレスをつけてもらう。
逃走を勧めるw
志摩・賢島がサミットの会場に選ばれた理由。
オフィシャルには”日本の美しい自然、豊かな文化・伝統を感じてほしい”。
実は島だから警備がしやすい。
志摩の海の幸。
おまけ。
カツオで下ネタ小話w
カツオはイタリア語では男性のチ○コ。
2016伊勢志摩サミット(5月26~27日)が開かれる場所です。
ここから一行は英虞湾の宝を探すため、船に乗り込みます。
英虞湾の宝とは、真珠。
真珠を育てるアコヤ貝は、波が静かで浅い海を好みます。
ミキモト真珠研究所に上陸する一行。
これがアコヤ貝。
地域によっては食用にするそうです。
自然にできる天然真珠には球形のものはありません。
御木本幸吉博士が世界で初めて真珠の養殖に成功(1893年)。
きれいな球形の真珠の大量生産を可能にしました。
貝ひもが真珠づくりのキーマン。
真珠を輝かせる成分を分泌します。
小さく切った貝ひもの一片を貝殻で作った球形の核と一緒に貝の中に入れます。
貝ひもが細胞分裂をして核を包み込みます。
貝殻を作る成分を分泌し、真珠層ができます。
実際の養殖手術。
貝の身を切り、貝ひもの断片と核を体内に入れます。
プロは30秒でオペ終了。
タモリさんも手術にチャレンジ。
タモリ「誰かオレの頭押さえてる?」
カメラマン「…!!」
手元の撮影に夢中になりすぎて、カメラでタモリさんの頭を押さえてしまっていましたw
手術を終えたアコヤ貝は海に戻されます。
英虞湾は湾口が狭くて浅く、湾内が深い。
このため水温が一定に保たれやすくなっています。
夏は温かさが保たれ、貝が真珠を輝かせる成分をたくさん分泌し、冬は冷たくなるため真珠を輝かせる成分が凝縮されより美しくなります。
英虞湾の絶景が美しい真珠を生み出しているのです。
近江アナ、162万円の真珠のネックレスをつけてもらう。
逃走を勧めるw
志摩・賢島がサミットの会場に選ばれた理由。
オフィシャルには”日本の美しい自然、豊かな文化・伝統を感じてほしい”。
実は島だから警備がしやすい。
志摩の海の幸。
おまけ。
カツオで下ネタ小話w
カツオはイタリア語では男性のチ○コ。
コメント
コメント一覧 (6)
これ見たかったんですが、見れなかったので。
当店は愛媛でアワビ売ってる業者です。
アワビで真珠を作る研究と試作もしています。
記事の通り、球形にするのがほんと難しいんですよ。
アワビの貝殻はきれいだから、真珠も美しいでしょうね。
和丸水産さんの研究の成功をお祈り申し上げます。
頑張ってください!
世の中にほとんど出回ってないそうです。
良い情報をありがとうございました。
伊勢神宮・二見浦・鳥羽水族館・志摩スペイン村・賢島etc。
伊勢志摩は関東人には馴染みが薄いでしょう。
伊勢志摩の玄関口は近鉄の宇治山田駅ですが、関西・東海以外の人は宇治山田を京都府と誤解する傾向が目立ちます。
伊勢志摩に全国・世界から観光客が増えるのは楽しみです。
関東でいえば房総半島や伊豆半島のようなリゾート地なのは言うまでもありません。
逆に関西人や東海人は房総半島に馴染めません。
関東人なら誰もが知っているホテル三日月も例の舛添都知事問題で全国報道されるまでは関西人も東海人もホテル三日月そのものを知りませんでした
ホテル三日月は行ったことはありませんが、一時期ローカルCMをガンガン流していました。
ホテル三日月~♪というメロディが耳の奥に残ってます。
おっしゃるように関東では伊勢志摩はあまり馴染みはありません。
たまにお土産に赤福をいただくぐらいですw
でも、風光明媚で食べ物がおいしい観光地として、中高年の女性を中心に人気がある旅行先ではないでしょうか。
特にお伊勢参りは江戸時代からの伝統ある旅行、私も一度くらいは行ってみたいものです。