東京都美術館でボッティチェリ展が開かれているというお話。

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ゲストは板倉俊之さん(インパルス)、鴻上尚史さん。
板倉、出だしからボッティチェリを噛むw

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今回は世界中のきのこ切手のコレクションの紹介です。
BGMがレベッカのフレンズ。
ボーカル NOKKO→きのこ、と思われます。

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この人がきのこ切手5409枚をコンプリートした男、石川博己さん。

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1974年にきのこ切手をのコレクションを開始。
1986年にコンプリート達成(当時496種類)。

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日本のきのこ切手はたった1種類。
そういえば見たことがない…。

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1974年 第9回国際食用きのこ会議記念切手

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石川さんは当時林野庁で栽培きのこのお仕事をしていて、この切手がきっかけになってコレクションを始めたそうです。
この切手は不人気で在庫がまだあるそうです。
 
背景にそれらしくシイタケと郵便ポスト。

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きのこ切手御三家。
きのこ切手で人気の高い3種類のきのこ。

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第3位 アンズタケ

アンズタケは名前通り杏の香りがするそうです。

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アンズタケの切手は世界に92種類あります。

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第2位 ヤマドリタケ

ポルチーニという名前の方が日本でも有名。

ヤマドリタケの切手は世界で132種類。

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ガールスカウト75周年記念切手と国際ロータリー80周年記念切手と抱き合わせになったニジェールの切手シート(1985年)。

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第1位 ベニテングタケ

毒きのこですが、切手の図案として世界中で人気。

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184種類あります。

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すべてはルーマニアから始まった。

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きのこ切手はルーマニアのきのこ切手発行(1958年)から始まったそうです。

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東欧諸国の人々(スラブ系民族)はきのこが大好き。

旧チェコスロバキア(1958年)とポーランド(1959年)のきのこ切手。

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アフリカも大量のきのこ切手を発行しています。

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切手の発行は外貨獲得の手段なのだそうです。

サントメ・プリンシぺはギニア湾に浮かぶ東京都の半分ぐらいの面積の島国。

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対日輸出品目の中で、最も額が多いのが郵便切手。

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毒きのこ切手にはおそろしいマークが!

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毒きのこ切手の右下にはどくろマークがあります。

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こちらは右上に墓標マーク。

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毒があることを知らしめるためにマークを入れているそうです。

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毒性が最も高いドクツルタケ。 
1本で3人殺せるそうです。

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「これ(ドクツルタケ)には笑い話があるんですが…」と前置きして話した石川さんの話がブラックすぎて全然笑えない w
とにかく、このきのこの毒はコロッと逝けるタイプでなく、のたうち回って苦しんだ末に死ぬタイプ。

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 お口直しに食べられるきのこの話。

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このキノコは食べられますが何タケ?

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正解はエノキタケ。
私たちがスーパーで買うエノキタケは人為的に栽培したもの。

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ではこれは何タケ?

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正解はエリンギ。
人工栽培したものが私たちが目にするエリンギ。

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ここで石川さんがどうしても見せたいきのこ切手コレクションのコーナー。

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ですが、あまりにも数があるので猛ダッシュで終わりましたw

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次にジンガサタケの謎。

ガイアナ(1990年)のきのこ切手。

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実はジンガサタケの一部だけを切り取って切手にしていたw

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きのこメインではない切手もあります。

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ふくろうメインで端にベニテングタケ(旧東ドイツ1972年)。

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籠からちょろっとのぞいているきのこ(モーリタニア1979年)。

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日本の切手にもありました。

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石川さんはきのこ切手コンプリートを維持するため、新発行される切手を毎週欠かさずチェックしているそうです。
目白にある切手の博物館で新しく発行された切手を販売しているそうです。

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ついにきのこ切手を自作。

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郵便局にはフレーム切手というオリジナル切手作成サービスがあるのだそうです。
2004年ごろからきのこ切手があまり出なくなったので、石川さんは自分できのこ切手を作ることにしました。

石川さん自作のフレーム切手(2012年)。

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ちゃんと切手として使えるそうです。

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最後に石川さんの一番のお気に入りの一枚です。

キヌガサタケ(サモア・1985年)

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撮影スタッフがセットしたCCDカメラ(板倉の右わき)はまったくムダになってしまいました。

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キノコ切手の博物館
石川 博己
日本郵趣出版
2013-10