「金色夜叉」のお宮の松からスタート。

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貫一お宮の像。

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桑子アナは「金色夜叉」を知らなかった。
昔は芸人がコントで貫一がお宮を蹴るくだりをよくやってたけど、今は見ないからなぁ。 

今回のお題は「人気温泉地・熱海を支えたものは?」。

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今タモリさんたちがいるのは黄色のマルの部分。
昔は海だったところ。
千葉から砂を運んで埋め立てたのだそうです。

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熱海と言えば温泉。
熱海の温泉の秘密を探りに移動します。

秘宝館が気になるタモリさん。
そっちはタモリ倶楽部で改めて…w

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海岸から南に2キロ。
岬の先端に建つホテル。
番組ではホテル名を言ってませんでしたが、ホテルニューアカオです。
10000円を切るリーズナブルな宿泊プランもあります。

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石鹸で手を洗って泉質を調べる。 
温泉のお湯だとぜんぜん泡立たない。
これは温泉に塩分やカルシウムが含まれているからだそうです(塩化物泉)。

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 温泉に塩分が含まれている理由は何か?
それを解き明かすのが「水冷破砕溶岩」というワード。

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海底で噴火したマグマが海水で冷やされると粉々になります。
それが固まったものが「水冷破砕溶岩」。
海底で噴火があったことを示す証拠です。

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火山活動が終わった後も、熱海の地下には火山の余熱がとどまっています。
そして、地下に染みこんだ雨水や海水が火山の余熱に温められることにより、塩分の多い温泉が湧きだすのです。 

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ここから熱海温泉の歴史に詳しい松田先生が案内人になります。
ネットをざわつかせたツーブロックの美人先生。

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江戸時代の温泉番付を見ると、熱海は別格扱い。

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熱海は行司に位置付けられています。 

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あの徳川家康も1604年(幕府を開いた翌年)に熱海に湯治に来たのだそうです。

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 江戸時代の熱海の痕跡を探すため、古地図を見ながら街を歩きます。

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このあたりは川が運んだ土砂によって緩やかな傾斜(扇状地)になっています。
実はこのなだらかな傾斜が江戸時代の熱海を支える重要な役割を果たしています。

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 おばちゃんたちの握手攻めにあうw

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坂の上の大湯(源泉)。
間欠泉だったのですが、大正末期に枯れてしまったそうです。

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傾斜の高低差を利用して、ここから各旅館にお湯を引いていたそうです。

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江戸時代から経営していた老舗旅館にお邪魔します。
ここにはいくつかお宝があるそうです。

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お汲み湯の図。
源泉を樽に詰め、江戸城まで運んでいたのだそうです。

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熱海の温泉は徳川家お気に入りの御用達のお湯。
だから、温泉番付でも別格の扱いになっていたのです。

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この老舗旅館の蔵で見つかった江戸時代の版木。
当主も何が彫ってあるのか知らないそう。

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タモリさんが版木を刷ってみます。
出雲以来、2度目の刷り師タモリ。

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沢庵和尚が熱海温泉に入湯し、温泉の歌を詠んだことが書かれてありました。

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有名人の沢庵和尚の歌を使い、熱海の人々が温泉地・熱海をPRしたことがうかがえます。

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明治以降の熱海を支えたものは別荘。

1888年(明治21年)に熱海御用邸が建てられことをきっかけに、熱海に政財界人の別荘が次々に建てられました。 

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タモリさんたちは戦前に建てられた別荘を訪れます。

旧日向別邸:事業家日向利兵衛が昭和9年に建てた別荘。
ブルーノ・タウトが設計した地下室が有名。

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伝統的な庭園。

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眼下に海と島を望みます。

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 眺望を楽しむための空間もしつらえられています。

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大正末~昭和初期にかけ鉄道が整備されてゆくにつれ、熱海を訪れる人の数も増してきました。

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中でも丹那トンネルの開通(昭和9年)は熱海に劇的な変化をもたらしました。 

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丹那トンネルの開通で関西方面からのアクセスが良くなり、客足が急増しました。
昭和36年には熱海を訪れる観光客は1000万人を越え、名実ともに日本一の温泉街となりました。

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観光客が増えた熱海を悩ませたのは水不足。
地下はどこを掘っても温泉が湧いてくると言われる土地柄です。 

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水不足をどうやって解消したのか。
この問題を解き明かすために、タモリさんたちは熱海駅の隣駅(来宮駅)近くに行きます。 

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再び丹那トンネル登場。
水不足問題と関係があるのでしょうか。 

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実は熱海の水不足問題を救ったのも丹那トンネル。
トンネル工事中に出た湧き水(丹那湧水)が水不足を解消してくれました。
トンネル工事の16年間は水との闘いでもあったのだそうです。

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偶然貨物列車の桃太郎が通り、テンションがあがるタモリさんw

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最後にタモリさんたちは丹那湧水の貯水池を訪れました。
ここで貯められた水は勾配を利用して町に配られているそうです。 
その高低差は、水道の水圧として偶然にもちょうど良かったのだそうです。

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おまけ。
玉川温泉の強酸性の源泉に入った時の思い出を語るタモリさん。
どうなったかは、「放送では言えない」そうですw

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